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第17回ハルモニームジーク 「皇帝ティートの慈悲」管楽八重奏版 リアル、オンライン両方でお待ちしております!!
こんにちは、ファゴット奏者の蛯澤亮です。楽器を吹いたり、youtubeやnoteで情報を共有したり、コンサートの企画運営をしています。
さて、今回は来週水曜日(9/9)のコンサートの宣伝です。ハルモニームジークというのはモーツァルトが活躍した古典派の時代に流行したアンサンブル形態です。管楽六重奏(クラリネット2、ホルン2、ファゴット2)から管楽八重奏(オーボエ2、クラリネット2、ホルン2、ファゴット2)を基本形態としています。
この管楽八重奏というのは実は演奏機会の少ない形態なんです。単純に人数が多いので集まりづらい、楽譜の用意も大変だったり、日程調整も大変です。ただ、音楽祭などで急にこの形態の依頼が来たりします。その時に経験しているのといないのでは全く違うし、若手の音楽家にはこのアンサンブルをやってみたいという人も実は多いのです。そこで、みんなで楽しみにながら日頃なかなか機会のない八重奏をできる場所を作ろうと去年一月から始めている定期公演です。
今回のダブルリード↑
先日は1回目の練習があったのですが、今回のメインとなるモーツァルト「皇帝ティートの慈悲」ではオーボエとファゴットが大活躍。アリアの印象的な部分の多くをオーボエとファゴットが任されています。特に1番ファゴットは私が代わりに吹きたいほどの大活躍。
え、なんで私が吹かないかって?このオペラの管楽八重奏版はいつも私の語りをつけてやっているのです。それぞれがどんな場面の曲なのかわかるように物語をなぞりながら進行していきます。これが、話して楽器を吹き続けるのが大変なのです。最初のうちは自分で1番も吹いていたのですが、最近は全て2番を吹いて語っています。
オーボエの齋藤さんは本企画2回目の登場。オーボエ猪子さんとファゴット殿村君は初登場。この日は練習会場の名曲喫茶カデンツァに譜面台が足りないことに気づいて「やばい!」と思ったのですが、ダブルリードの3人がそれぞれ気遣って譜面台を持ってきてくれていて助かりました。なんて心遣い!!
オペラアリアをそれぞれどのように楽器で表現してくるのか本番まで楽しみです。
クラリネット、ホルン↑
クラの岡さんは2回目、増田さんは初登場。増田さんは一見大人しく内向きかと思いきや、岡さんがソロで吹いている時に他の楽器と合わせて入るところでしっかりと合図を出してくれたり、とても頼りになります。
ホルンの越取さんはこの企画の常連、佐久間君は初登場。佐久間君はいろいろなオケで活躍するフリー奏者。高い音も外さないし、安定した響きを越取さんと供給してくれています。
モーツァルトのオペラ「皇帝ティートの慈悲」はあまり知られていないオペラですが、彼の最晩年の作品だけあって名曲揃いです。皇帝賛美の内容だけに人気が今一つなのかもしれませんが、その音楽は美しいものばかりです。
今回使う編曲はオーボエ奏者であり、作曲家だったトリーベンセーのもの。モーツァルトより一回り程年下の彼はたくさんのオペラを管楽八重奏に編曲しています。オーボエが活躍しているのは彼がオーボエ奏者だからということもあるのでしょうね。
語りつき管楽八重奏版の「皇帝ティートの慈悲」、ぜひお聴きいただければ幸いです。ぜひ、現地で、オンラインでお聴きください♫
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