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22歳大学生「ラブレター」
恋人などからもらったことも書いたこともないけど、これをテーマに書いてみる。
どうしてもこの人に会いたい、どうしてもこの仕事は自分に振ってほしい、どうしてもこの日は何も予定を入れないでほしい、空けさせてほしい。そんなあなたの強い思いをどんな気持ちで書いているだろうか。
「拝啓 〜〜様
寒冷の候、ますますご自愛ください。
この度は〜〜」
さすがに、ここまでお堅い文章ではないか。
「〜〜さん、〇〇してほしいんですが…」
だいたいこんな感じか。これで愛が伝わるだろうか。
愛を伝えるという意味ではラブレターもこうした場面で書く文章もさほど変わりない。
ちなみにこの記事も読者の皆様へのラブレターのつもりで気持ちを込めながら書いている。届いていれば嬉しい。
最近、私は話してみたい人、出てみたいイベントがたくさんある。中には明らかに年齢が自分より高い人をターゲットにしたものがあったり、明確に学生はご遠慮くださいと書いてあるものがある。
しかし、それでへこたれる暇はない。今そのイベントに出たい。次もやってくれる保証もない、仮にあっても一言一句同じ話を聞くことはできない、イベント主催者が人気になって今は楽に取ることができるチケットも抽選で当たらなくなったり、無料だったのが有料になったり、そもそもその未来で自分が生きている保証もない。この思いをDMに、応募フォームに込めている。
もちろん、気持ちだけでは不十分な時だってある。ルックスのいい人にかっこいい、かわいいなんて言ってもその人は言われ慣れている(嬉しいとは思うが)。
あなたしか気づいていないであろうその人、イベントへの魅力を伝えてみよう。例えば、このイベントはゲストに注目されているけどそもそものコンセプトが素晴らしい、運営している人や団体が好きだとか。小賢しいのは禁物だが、むやみやたらにかっこいい、かわいいを連呼しないように気をつけよう。
それでもまだ怖いあなたへ。OKされる確率50%、フラれる可能性50%でも好きな人には手紙を渡して告白するのに、なぜこういう場面では勝手にフラれると決めつけてしまうのか。もったいない。同じ不参加でもトライしての不参加とトライせずの不参加、どちらが納得できるか、答えは言うまでもない。
ドアはいつでも開いている。閉まっているように見えて、意外と隙間がある。そこにグイッと手を突っ込んでラブレターを差し込んでみよう。誰かがラブレターの封を切ってくれるかもしれない、誰かが読んでくれるかもしれない、誰かがあなたが紡いだ言葉の数々に心動かされるかもしれない。
こうして書いている間にも気になるイベントを保存していたのを思い出した。早速ラブレターを書こう。
あなたがどうしても伝えたい思いはある?
もしあるなら、今すぐラブレターを書こう。
きっとあなたの想いは届くはず。
では。