22歳大学生「日本脱出の先に見ているもの」
もうテレビを見たくない。不祥事、組織の腐敗、過度な追求、偏った報道、正気では見てられない。
出生数の低下、税金等の負担の増加という国民に直接影響するニュースよりもまずしょうもないゴシップ。
海外の主要メディアでも報じられている。日本人の勤勉、真面目といったイメージは崩壊していないだろうか。恥ずかしい。
まあ、他人の責任にするのはこれくらいにして自分に何ができるか考えてみよう。超自責思考の時間である。
日本を再び偉大に
アメリカの大統領選挙に再び勝利し、先日就任したトランプ大統領の代名詞ともいえるセリフ「Make America Great Again」、たった4語で彼を連想させる。アメリカを再び偉大にという意味だが、傍から見るとそこまでアメリカは壊滅的な状況ではなかったと思う。
製造業の衰退、賃金の停滞、格差の拡大はあったらしいが、いつの時代も経済、技術、スポーツ、芸能と様々なものの中心はアメリカにあったように思う。
日本はどうだろうか。昨今は物騒な事件も続いてしまっているが、相変わらず安心して生活できる国ではある。しかし、失われた10年は20年,30,40…とどんどん長くなった。成長著しいアジアの国々、相変わらず世界をけん引する欧米諸国に追い抜かれ、気づけば置いていかれている。
そんな今だからこそ、言いたい。日本を再び偉大に、元気のある、歴史の教科書で習ったような世界でも存在感のある国へと押し上げたい。
自己表現・愛情関係・経済自由
幸せについて、起業家の芦名勇舗さんは「自己表現・愛情関係・経済自由」があることだとおっしゃっていた。腹落ちしたし、自分でも幸せに思うことを考えたらこの3つに分類できたので、きっとそうなんだと思う。
私が幸せであるために、他者にも幸せになってほしい。いや、他者の幸せが私の幸せとも言える。夢や希望で溢れる人と会いたいし、一緒に活動したい。
この3つの観点で、日本人皆が幸せになる方法はないか考えてみよう。
人とのつながりをもう1度密に
愛情関係、これはSNSによって希薄なものとなった対人関係を再び密なものにしたい。
技術の発展を無視して、平成や昭和のようなつながりをと思っているわけではない。技術と共存しながら、令和の対人関係を作り上げたいと思う。
SNSのおかげで安易に世界とつながれるようになった。そのメリットを享受しきるためにはやはり言語の壁を乗り越えなければいけない。チャットはAIの力でも使えば何とかなるだろうが、対面で話すとなれば言語への理解は必須だ。
中でも、やはり英語だろう。英語さえ話せてしまえば何とかなる。私はまだ人に教えられるほどの実力もなければ、教える術も身に付いていない。まずは英語を不自由なく使いこなせるようになり、それを誰でもできる再現性のあるものに変えていきたい。
コーチングもよし、教材作成もよし、英会話の機会提供もよし、英語が世界で最も汎用できる言語である事実は変わらない以上、誰もがそれを使いこなせる仕組みを作る。
日本で稼げるような強い経済に
経済自由、これは将来に不安がない状態や自分のやりたいことに惜しみなく投資できる状態を指している。
現状、日本の賃金は停滞し、物価の上昇に追い付いていない。物価の上昇がおかしいのではなく、それと同時に賃金が上がっていかないのがおかしいのだ。
人々は会社に期待できないから副業をしたり、起業を試みる。とはいえ、日本では副業はまだマイナーなものだし、起業をするにもやりにくい風土や制度が残っている。
すると優秀な人々は海外に流れる。ソフトバンクが投資し、手を組んだのはアメリカだった。海外の方が稼げるからと外資への転職や現地での就職を目指す。そこから逆算して早いうちから海外で教育を受ける・受けさせる人も出てくる。
本来であれば、制度の拡充のための税率引き上げが家計の圧迫ばかりに注目が集まってしまう状況だ。芳しいものではない。「日本にいたらまずい」ではなく「日本でも十分いいけど、海外に行ってみてもいいかな」の状態にしたいのだ。
そのためには日本企業が強さを取り戻し、アジアの中心、世界の中心へと再度迫っていく必要がある。心配しなくても賃金はきっと上がるはずだ。
世界で働く姿、起業で成り上がる姿、表現の方法はいろいろあるだろうが、とにかく日本経済に活力を与えたいのだ。
日本人であることを誇れるように
自己表現、これは自分が日本人であることを誇れることではないかと思う。
世界の誰を相手にしても自分が何者かを表現できる、日系企業が強さを取り戻して経済的な余裕があるとなれば、胸を張って自分が日本人だと名乗れる。
日本人が従来から指摘されている消極的な姿勢というネガティブなポイントも人によっては克服できたり、できなくても「口数こそ少ないけど、日本人だからあいつはきっとやってくれる」となればチャンスは回ってくる。
経済が成長すれば、円高になる可能性も高いだろう。海外に触れる回数が増えれば世界で戦える人材も増えて、日本人がリーダーを務める海外の企業も出てきて…
誹謗中傷の原因の1つになっている嫉妬や自己肯定感の低さも解消できるかもしれない。経済的に、社会的に、様々な相乗効果が期待できる。
昨日投稿した「ありえない」ことを書いてみたつもりだ。何者でもない、大学生の自分が日本を再び偉大にするだなんて、可笑しいだろう。笑ってもらって構わない。だが、それをやりたい。
世界の今を知るために日本を脱出する。日本を脱出した先に描いているのはその経験、スキルを日本に還元することだとご理解いただけたら嬉しい。
日本が嫌いなわけではない。生まれ育った国だからこそ、停滞し、衰退へと向かう姿が見ていられないのだ。
日本を再び、強く、逞しく。
まずは自分が豊かに生きるために強く、逞しく。
では。