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「酒は百薬の長」これからも伝わり続ける永遠のキャッチコピー

「酒は百薬の長」という言葉があります。 この言葉の語源は、約2千年前の中国で皇帝が税金を多く集めるために使ったもので、薬や健康とは全く関係のない言葉だそうです。 今では、WHO(簡単に言うと世界中の人の健康を考える組織)が「酒は60種類以上の病気のもと」と表現しています。

健康コラム「酒は飲んでも飲まれるな」より

2千年前のキャンペーン

「酒は百薬の長」は、要は酒税集めのための、
消費奨励キャンペーン・キャッチコピーだった。

それが数多の酒飲みの言い訳として、今も尚使われている。
それぐらい秀逸なキャッチコピーだという点に驚きと感嘆しかない。
人の欲望に対する言い訳を見事に表現しているからだ。

なんなら今の政府も積極的に使いたいのではないかと、皮肉を込めて思ってしまう。

なぜなら、少子化をはじめ、いくつかの理由と共に消費が減り、酒税は減り続け、

酒税法は時代と共に改定を繰り返され、
(23年11月に改定され、26年に再度改定される予定だ)
酒造業界はそれに振り回され続けているからだ。

国税庁酒レポート令和5年6月


話が逸れた。本題はキャッチコピーだ。

僕は現在、職業訓練学校に通っている。
先日、コピーライティング概論の授業で、
キャッチコピーについて学習した。

その中で、キャッチコピーのポイントについて、
以下のように教わった。

  • 瞬時に理解できる短い文章か

  • リズム感があるか

  • 内容に驚きや発見はあるか

  • ベネフィットはあるか

  • 命令や押し付け感が強すぎない適切な表現か

  • 他社と比較してオリジナリティーがあるか

酒は百薬の長は、全て達成している。
(ベネフィットは根拠がないけれど)

「土用丑の日」のキャッチコピー

先日スーパーでウナギを大々的に売り出していた。
そう、土用丑の日だった。
これも元はといえば諸説あるが、
平賀源内説が最も説として面白いので紹介しておく。

商売がうまく行かない鰻屋(知り合いの鰻屋というパターンもある)が、夏に売れない鰻を何とか売るため源内の元に相談に赴いた。源内は、「本日丑の日」と書いて店先に貼ることを勧めた。すると、その鰻屋は大変繁盛した。その後、他の鰻屋もそれを真似るようになり、土用の丑の日に鰻を食べる風習が定着した。

Wikipedia

ウナギの旬は元々夏ではなかった。
今は夏こそ季節だと一般的には思われている。
キャッチコピーが生み出した良い意味での誤解だ。


あなたの忘れられないキャッチコピーは?

授業の中で「あなたにとって印象的なキャッチコピーは?」
という問いかけがあり、色々思いついた。

誰もが知る、タワーレコードの
「No Music,No Life」も捨てがたかったが、
一番最初に出てきたのが、以下だった。

最初に見た時に、地図に残る仕事っていいなぁ。
素直にそう思った。

皆さんにとって印象的なキャッチコピーはなんですか?

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no-name(50歳無職|職業訓練でWEBマーケティングを学ぶ)
あざっす!コーヒー飲ませて頂きやっす! (揉み手)