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漫画「深夜のダメ恋図鑑」を男性目線で読んでみる

積読がなくなって次の本が届くまでの間、家にあった漫画「深夜のダメ恋図鑑」を読破しました。

女性向けの漫画っぽいので、男性が読んでいるのも楽しめるのか不安でしたが、そんなものは杞憂に終わります。

面白い!!


世の中の男性代表ではないですが、ちょっと男性目線で感じたことを書いてみます。



男性の顔が良すぎる

 出てくる男性、とにかく顔が良すぎやしませんか?
小顔で爽やか、背も低くない。

現実の男性に対する理想が高くならなければ良いのですが。。。


ダメンズ多すぎ

 家事やらない、育児しない、浮気する、男尊女卑、etc.

自分の周りにはそういった人がいないので、「世の中そんなにダメンズ多いの?」と思ってしまいました。

自分が知らないだけで、都会の方に行くとこういった人たちが多いのでしょうか。。。?


成敗されるのは男性だけではない

 基本はダメンズが成敗されるお話ですが、古く凝り固まった価値観を持つ女性(親戚の方や母親)もたまに登場して主人公たちと対峙していました。

 男性の持つ偏見や男性のダメさだけにスポットを当てた漫画かと思っていましたが、もう少し広く独身女性や専業主婦、女性の育児に対する偏見というものにもスポットを当てているようで考えさせられました。


主人公たちは代弁者

 毅然とした態度で偏見に対して意見を言える主人公たち、カッコよいですね。

 時代の変化とともに女性の就業率も上がり、もはや男性だから、女性だからという世の中ではないと思います。そんな世の中なのに、依然として古い価値観で接してくる人が残念ながらまだいる気がします。

現実世界でのそういった人たちに対する不平不満を主人公たちは代弁してくれているのかもしれません。


ごみ捨てを家事にカウント?

 え?ごみ捨てって家事に入るの?と思ってしまいましたが、男性はごみ捨て担当として家事を手伝っている場合が多いようですね。

 どちらかが外に捨てに行くという行為だからでしょうか?

漫画に対してということではなく、世の中に対して純粋にごみ捨てを家事扱いする場合があることにびっくりしました。


「一人暮らしの経験は必要かも」と思ってしまった

 「諒くん」というこの漫画の中で一番のダメンズと言ってもいいくらいのキャラが登場します。彼女の家に居候するが家事は全くやらない、料理の味に文句をつける、何をしても相手は自分を愛してくれると思っている。

ある意味全てを振り切った注目すべきキャラで、読んでいる最中も「どうかたくさんの不幸が訪れてくれ」と願ってやまなかったです。笑

そんな諒くんは実家暮らしが長く、家事の大変さを知りません。

 実家暮らしを悪く言うつもりは全くありませんが、結婚して一緒に暮らすことを考えると、一人暮らしで家事全般を一通り経験しておいた方がお互い家事の苦労を共有出来て円満に暮らせるのではないかと思いました。


「女性だから」、「男性だから」がなくなる世の中になれば良い

 偏見や価値観の押し付けにスポットを当てた漫画でした。少し過剰な偏見や価値観を持ったキャラが多い気もしますが、現実世界でそういったものが全くないかというとそうではないでしょう。

身体的な特徴の違いはありますが、女性も男性も同じ人間です。
この先の世の中、「女性だから」、「男性だから」といった偏見や価値観が少しでも減っていけば良いなと思いました。


おわり

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