副業としての訪問鍼灸マッサージの勧め
他の記事で、訪問鍼灸マッサージ一本に専念することは勧めないという記事を書きました。
ですが、私は副収入を得る手段としては良いものと考えます。
※無資格オーナーで行うことは勧めません。
1. 副収入を得る選択肢良いものと考える理由
1.1.参入ハードルが低い
はりきゅう、もしくはあん摩マッサージ指圧の免許を持っていて、
なおかつ受領委任を取り扱う資格があれば誰でも行うことができます。
また、資金面でもハードルが低いです。一人で営むのであれば店舗を持つ
必要はありませんので、店舗の家賃、内装費、その他の費用を考える必要はありません。
また、必要な設備も施術に関わる道具と、移動用の車両のみです。
移動用の車両も、移動範囲が狭いのならば原付か自転車でも事足ります。
こういった事から、参入ハードルが低いと考えます。
1.2.維持費用も低い
前述したとおり、店舗に関わる費用が必要ありません。
ですので、通常の治療院に比べて大きく維持費用を削ることができます。
その他に関わる維持費も施術に関わる材料費と車両の維持費と燃料費のみ
です。
初期費用に加えて、維持費用も低く抑えられます。
1.3.患者の確保が容易
あくまで副収入を得る目的でおこなうので、大量に患者を確保する必要が
ありません。
つまり、営業で多くの時間が奪われる事がなくなります。
2.どのくらいの副収入が見込めるか
2021年にパーソル総合研究所が発表した「副業に関する調査結果(個人編)」によると、正社員の副業の月収の中央値は4.1万円となっています。
これより少し上の5万円を目標として計算してみます。
尚、あん摩マッサージ指圧は施術料で大幅な改定が見込まれると思われますので、はりきゅうの施術料で計算します。
¥50,000(目標金額) ÷ ¥3,850(施術料 + 往療費)
= 12.9(目標達成に必要な施術回数)
一か月に約13回、これが目標を達成するために必要な回数です。
これを一週間あたりの回数に換算すると、一週間あたり3~4回の施術が
必要です。
患者一人あたりの施術回数を週1~2回と考えると、
たったの2~4人の患者を確保すれば達成できます。
この人数は、知り合いに紹介してもらう、ケアマネ営業、社会福祉協議会や市町村が開催する会合に出席、などの事を行えば容易に集められます。
いかがだったでしょうか?
私はこういった理由で、副収入を得る選択肢としては非常に良いものと
考えます。
副収入であれば、療養費改定が行われても生活に影響が出にくいですので、
今後の情勢もそれほど気にしなくても良いと思います。
ぜひ、副収入を得る手段としての「訪問鍼灸マッサージ」検討してみてください。
今後、
・訪問鍼灸マッサージの保険請求の方法
・保険請求の委託業者が必要なくなる、自動計算ツール
・患者紹介に繋げることができる、ケアマネージャーに渡す用の、
施術報告書の作成方法。
・訪問鍼灸マッサージ施術に役立つ鍼灸×リハビリ施術
などを配信予定ですので、興味がある方はフォローをお願いします。