EBA(鍼灸×リハビリ)@毎週土曜日更新
オンラインセミナーを開催いたします! 表題は「脊柱管狭窄症(LSS)に対する鍼灸×リハビリ施術」です。 脊柱管狭窄症は70歳以上の半数が罹患しているという報告があり、鍼灸師が多く遭遇する疾患でしょう。 また、鍼灸施術を受けに来る患者さんは、投薬治療が上手くいかず、鍼灸に対する期待が大きい方が多いです。ですので、その期待に応えるために、より確実で効果のある施術を行う必要があります。 鍼灸施術、特に低周波鍼通電療法では脊柱管狭窄症に対して、大きな効果を出すことができると比較
この記事はLSS(腰部脊柱管狭窄症)に対する、鍼灸(低周波鍼通電)×リハビリ施術の方法を紹介した記事です。 病院では頻繁に行われていますが、一般的な治療院ではあまり馴染みがない、神経パルスを行います。 LSSに対する鍼灸×リハビリ施術については、本記事でも詳しく解説していますが、私はオンラインセミナーも開催しています。文字や画像をみるだけでは、理解しづらいという人は、是非参加されてください! 下記のQRコードからLINE、Instagram、もしくはFacebookからご連
個人事業を立ち上げたばかり、これから立ち上げようと考えている方に読んでほしい記事になっています。 私は鍼灸師ですが、開業して間もなく経営困難に陥り、閉業してしまう鍼灸院、整骨院、整体院の話をよく聞きます。 また、知識がないばかりに怪しいセミナーに参加して大金を払ったという話も聞いたことがあります。 これらの業種に限らず、個人事業を立ち上げたばかり、これから立ち上げようと考えている方達にはそのような思いをして欲しくないと考え、執筆しました。是非、読んでいってください☺ 1.簿
医療従事者の皆さんは、カルテの重要性を理解した上で作成していますか? カルテは、施術を行う上で重要な情報になります。 私は整骨院で業務委託として働いたことがありますが、そこの整骨院の カルテは保険請求を行う為に聞き出した情報と施術箇所の記載のみといった、非常に稚拙なものでした。 このようなカルテをいくら作成しても本来のカルテの役割を果たせません。 では、カルテとはどういった役割があるのでしょうか? この記事では、カルテの役割について解説していきます。 1.カルテとはカルテと
医療従事者の皆さんは問診についてどう考えていますか? 問診というのは、医療において非常に重要な作業です。 私は医療従事者と関わる機会が数多くありますが、問診を軽視して雑に 行っていたり、重要な事項を聴取していない方をよくみかけます。 繰り返しますが、問診は非常に重要な作業です。 問診の役割と重要性について書きましたので、是非ご覧ください。 1.問診とは診察や治療、施術を行う際に必要な情報を得るために、患者から自覚症状や既往歴、社会歴、家族の既往歴などを聴取することです。
前回に引き続き、鍼灸施術の危険性を解説していきます。 今回は、神経損傷、皮膚疾患、灸施術についてです。 前回の記事を見ていない方は先にこちらをどうぞ! 1.神経損傷両側椎骨動静脈瘻とクモ膜下出血、迷走神経損傷などが報告されており、 重要血管が損傷し大出血した為に、重要神経の損傷が起こっています。 つまり、頸部の血管の位置を把握することは非常に重要です。 頸部の経穴では深度40mmで重要血管に達する可能性があります。(3) 風池では椎骨動脈、完骨では後頭動脈、翳風では外頸動脈
昨今、SNSなどで鍼灸の施術の写真やセミナーの広告を沢山、目にする 機会があります。 鍼灸がSNSを通じて多くの人に広がる事は良いと思います。 しかし、実際には明らかに危険性のある施術も散見されます。 ということで、鍼灸師、医師、コメディカル、患者が鍼灸施術のリスクを 本当に理解しているか疑問に感じましたので、この記事にて 鍼灸施術で起こりえる、感染症、臓器損傷を解説しようと思います。 是非、改めて再確認してみてください。 尚、参考文献中の国内有害事象をもとに執筆しています。
昨今では、若い人に限らず老若男女がコミュニケーション能力という言葉をよく使っている様に思います。 コミュ力ともいいますよね。 私の主観ですが、このコミュニケーション能力という言葉の意味を 勘違いしている方が多くいるように感じましたので、この記事にて 解説しようと思います。 1.コミュニケーション能力とはコミュニケーション能力とは、以下の2つで成立すると考えます。 ・自分の考えを的確に伝える力 ・相手の考えを受け止めて、的確に理解する力 の2つです。 まず、前提としてコ
他の記事で、訪問鍼灸マッサージ一本に専念することは勧めないという記事を書きました。 ですが、私は副収入を得る手段としては良いものと考えます。 ※無資格オーナーで行うことは勧めません。 1. 副収入を得る選択肢良いものと考える理由1.1.参入ハードルが低い はりきゅう、もしくはあん摩マッサージ指圧の免許を持っていて、 なおかつ受領委任を取り扱う資格があれば誰でも行うことができます。 また、資金面でもハードルが低いです。一人で営むのであれば店舗を持つ 必要はありませんので、
前の記事で、訪問鍼灸マッサージが稼げなくなると考える根拠について解説しました。 そもそも、私は訪問鍼灸マッサージ専業で収入を得ようとすることは 勧めません。 ですが、副業などとして別の収入に加えるならば良い選択枝になると 考えます。 本記事では、そう考える理由を解説します。 先に書いておきますが、条件によっては、この記事の限りではないので ご承知おきください。 1.訪問鍼灸マッサージはどのくらい稼げるのかそもそも、訪問鍼灸マッサージはどのくらい稼げるか、という話ですが ま
1.はじめに 近年、鍼灸マッサージに関わる療養費は増加傾向にあります。 つまり、医療保険を使った鍼灸マッサージの施術が増えている ということです。 主観的な話ですが、訪問鍼灸マッサージの求人数は増え、ネットやSNSにて 「訪問鍼灸マッサージは稼げるぞ!」といったような記事を よく目にします。 しかし、私は遠くない将来に医療保険を使った鍼灸マッサージ施術、 特に訪問鍼灸マッサージに関しては逆風が吹き、稼ぎづらくなると 考えています。 ただし、そう考える一方で、私は訪問鍼灸マッサ
1.はじめに 仙腸関節障害とは仙腸関節に不安定化に伴う、関節包、及び周囲の 靭帯に疼痛、腰部、鼠径部、下肢に痛みの症状が出ることがある疾患です。 腰痛の16%~30%を占めるという報告もあります。(1) 2.仙腸関節の解剖学的特徴 仙腸関節の構造は腸骨と仙骨からなる関節で、関節包が存在します。 脊柱の根元に位置する事により、直立二足歩行を行うにあたってかかる衝撃を緩和させる役割があります。 関節面は小さいですが、前後の仙腸靱帯、長後仙腸人体、骨間仙腸靱帯、 仙結節靭帯、仙棘
この記事は梨状筋症候群に対して、鍼灸(神経パルス)とリハビリを掛け合わせた施術法を説明した記事です。 1.はじめに 梨状筋症候群とは末梢神経障害を引き起こす疾患です。 梨状筋症候群では、主に坐骨神経が絞扼されます。 (1)坐骨神経の特徴 坐骨神経はL4~S3脊髄神経から形成され、骨盤内を下り、通常は大坐骨孔と梨状筋下孔を通り、その後は大転子と坐骨結節の間を通り下肢に至ります。 ただし、一般的な解剖図の通りに梨状筋下孔を通るのは80%程で、残りは ・総腓骨神経が梨状筋
この記事を見る前に、論文についての 以下の記事をみることをお勧めします。 論文を入手するには 論文検索サイトで検索するか、医学図書館で探すといった方法があります。 医学図書館では、綺麗に分類されている為、非常に探しやすいというメリットがあります。ただ、学術雑誌はそれ程多く置いてありません。 ですので、論文検索サイトで検索する方が目的の論文が見つかりやすいです。 というわけで、おすすめの論文検索サイトを4つ紹介します。 すべて無料です! 1.J-STAGEJ-STAGEは文
論文の読み方を理解することで、信頼できる論文か、そうでないものかを 見極めることができるようになります。 あはき師、柔道整復師こそ論文を読んだほうが良いと思います。 論文を読む意義が分からない方は、こちらをから読むことを勧めます。 1.研究論文の種類 研究論文には種類があり、研究の種類によって信頼度が変わります。 下図のピラミッドの上に行くにつれて信頼度が高くなります。 この信頼度の高さをエビデンスレベルといいます。 つまり、論文を読むにあたって、研究の種類とその研究のエ
鍼灸師、マッサージ師、柔道整復師の皆さん、論文を読んでいますか? 私はこれらの職業こそ、論文を読むべきだと考えます。 鍼灸師、マッサージ師、柔道整復師は知識を得るのに、とても苦労しますよね。 セミナーを受講するか、職場の同僚に教えてもらうか、 ネットで調べてみるか。 ですが、この業界は古い情報や誤った情報が沢山出回っています。 皆さんが得た情報が、そういった情報の可能性は大いにあります。 鍼灸に関して書くと、昨今は国内外で活発に研究がすすんでおり、 研究論文の数は急速に数を