これまでの人生について③
ちゃまです。
これまでの人生について②では高校時代の大学受験の内容をお話ししました。その続きとなります。
大学に合格して県外に出ることが決まってからは準備が多く怒涛の日々でした。
家探し、引越し準備、入学資料準備などバタバタしていたと記憶しています。
初めての一人暮らしに期待と不安を抱きながら新天地に向かったことを覚えています。
父と母と自分の3人で、父の車で向かいましたが、500キロを超える大移動でした。
都会かと思えば大学のそばは落ち着いている都会でも田舎でもないちょうどいい街という感じでした。荷造りの最中狭い部屋で久しぶりに3人で川の字で寝たことを思い出しました。安値で買ったその場しのぎの敷布団が薄く体が痛かったことをいまでも覚えています。
大学の入学式は父と母が来てくれました。
仕事のため先に父は帰り、母は一週間残って荷解きを行ってから帰ることになりました。人生で最後の母との2人暮らしでした。母が実家へ帰る日、一緒に駅へ見送りに向かう際に寂しさと不安を強く感じて、涙が溢れそうになりました。高校時代毎日弁当を作ってくれてバス停まで送り迎えしてくれて沢山喧嘩もしながら18年一緒に暮らしてきた生活が終わると思ったとき私の目から涙がこぼれ落ちました。目が霞んで恥ずかしさもあり母の顔がよく見えませんでしたが、母の目元は真っ赤になっていました。そして最後に『あなたなら大丈夫。全然心配してないよ。身体に気をつけて元気でね。』と言葉をかけられて、私は『お母さんもね。いままでありがとう。』と伝えて母と別れました。1人で家に帰る時、大学生活で何があっても踏ん張って生きようと決意を固めた瞬間でした。…つづく