イート フウド ショードシマ、始めました。
というほど大層なものではないのだけれど、小豆島の美味しいものを独断と偏見で集めて、いつもよりちょっと踏み込んだ内容を皆さんに半年ぐらいかけてお届けできたらなーと思ってます。
小豆島ってオリーブの島だよね!とか醤油の島だよね!というのはよく聞くのですが、6年過ごしてきて思うのはオリーブや醤油をひっくるめて小豆島はもはや「食の島」と言っても過言ではないのではと思ってます。
というのも、本当色々な食材が小豆島で揃ってしまうんです。
例えば
瀬戸内海の魚介類はもちろん、オリーブ牛、放牧豚、たまごなどのタンパク質系食材をはじめ、
炭水化物で言えばそうめん、棚田の米、うどん
野菜は無農薬で育てている農家さんや、産直行けば季節の野菜は大体揃うし、もちろん自給自足的に自分の畑で色々な野菜を育ててる人もたくさんいて、
そこに柑橘を中心とした色々なフルーツに
クラフトビールにワイナリー、日本酒蔵などお酒関係もあるし、
そしてさらに言えば醤油、塩、酢、味噌、麹、オリーブオイルなどの調味料だって揃ってしまう。
もちろん日本の地方には豊かな食材が揃うところはたくさんあると思うけど、島という限られたエリアに今書いたより多くのジャンルの生産者の方々がいて、彼らが作った旬のものを同じエリア内で食べられる環境って僕は今のところ小豆島以外あまり見たことないなーって思います。
移住してそういった生産者の方々とお会いして話をすると、どうやったらもっと美味しくなるか、理想の食材とは何か、などなど、作っている食材や食そのものに真摯に向き合っていて、その姿に少なからずとも僕は心を打たれ、ただただ尊敬するのです。
また、食の歴史的にも大きな意味合いを持つ小豆島。中世から続く塩作りの文脈から、400年続く醤油作り、そして佃煮作りに発展したり、同じく400年の歴史を誇るそうめん造りや100年続くオリーブの歴史があったりと渋くてかっこいい伝統的な食産業が今もなお続いているのは本当に素敵なことだと思うのです。
そんな、食の生産者たちに囲まれて、彼らの作る旬のものを食す生活をしていると僕らはただ食べ物を食べてるんじゃない、小豆島の風土(カルチャー)を食べてるんだ。と思うようになりました。
ある意味では彼らの歴史を食べ、
ある意味では彼らの挑戦を食べ、
ある意味では彼らの想いを食べている。
そしてその風土を食した時、
僕は心の底から幸せだなぁ。とムフフと思うのです。
東京の池袋で育ってきた自分ですが、小豆島に移り住みあっという間に6年目。
まだまだ石川、沼ってます。
そしてこの小豆島の食の素晴らしさを少しでも皆さんに知ってもらって食に興味のある人たちが今度小豆島行ってみようかなとか、なんなら移住先の候補にしてみようかなとか、自分も何か小豆島で作ってみたいなとか思ってもらえたらこの上ないし、でもって最終的に移住して一緒にご飯食べられたらたまらんなーって思うのです。
chat gptをはじめとするAIが世間を揺るがす中で、食べるという極めてアナログな行為において小豆島の食風土が皆さんの人生にに少しでも彩りを添えられたらと願いを込めて。
とまぁ、かなり語ったのはいいのですがこういう大きなこと言うときって大体続かないので、続いたら奇跡だと思って温かい目で見守ってください。
今までインスタで更新していたこととそんなに変わらないけれど気になる生産者を取材しに行ってinstagram、twitter、youtube、noteとかで発信できればいいなって思ってます。
が、しかしきっと全部はできないんだろうなー。本業もあるので、ゆるくやっていければと思っておりますので皆様もゆるくお付き合いくださいませませ。
ちゃんちゃん。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?