高野山を歩く。深沙大将。そして、ご朱印。
和歌山県の高野山はホント、行く者の
心を洗ってくれる
場所だと思います。歩くだけで、スゴく気持ち良いです。
前回の川崎大師、前々回の西新井大師と、東京近郊のお大師様に次々とお参りしましたが、高野山はなんといっても、今も弘法大師が居られると言われるお大師様の聖地ですから、テンションも上がります。
厳かで、神聖な感じがする杉林の中を、深呼吸しながら歩きます。↓
(↑スタートはここ、一の橋から。)
(↑30分ほどかけて、弘法大師の御廟がある、奥の院まで歩きます)
奥の院は高野山の中でも最も神聖な場所。三途の川にかかる御廟橋を渡った先は写真もNGですので、写真はこの辺までで。
御廟でお参りを済ませた後、今回のもう1つの目的地、霊宝館へ。↓
ここ霊宝館で、これを見たかったのです!
深沙大将(じんじゃだいしょう)!
↓
(↑現地で購入したポストカードより。)
(↑霊宝館HPより。)
強烈でしょう?
高さ約1.5mと案外コンパクトなのですが、
まず、仏像から来る"気"みたいなのが凄い。
次に詳細に見ると、各パーツがちょっと怖い。でも凄い。
どれを取ってもディテールがハッキリ形作られていて緻密かつ迫力がある。例えば…
・大きい顔。口も大きい。あえてバランスを無視したかのような。
・筋肉の盛り上がりの境い目クッキリ。
・首に掛けたドクロ6つ
(あの"西遊記"で夏目雅子さんが演じた三蔵法師が七度生まれ変わったという、その都度のドクロらしい)
・ヘソから生えた顔
(子供の顔。これが深沙大将の元の顔とも。)
・左腕に巻きつけたヘビ
・両ヒザの象革
・あと衣ね。左からから右へ流れる、なんと言うかもう、強風を感じますね。
挙げたらキリがないくらいの凄いディテールです!
西遊記の沙悟浄のモデルとも言われています。
たしかに岸部シローさん、首からドクロ下げてましたわ!
あの快慶作とわかったのは、像の内部から文書が発見された2011年のことらしい。
案外、最近です。
でね、霊宝館、この深沙大将だけじゃないんです。
お隣には同じく快慶の手になる執金剛神(しゅうこんごうしん)。↓
そしてものすごく劇画調の、しかしディテールのこだわりが凄い四天王像。こちらも快慶作!
↓
仏像好きには、本当におススメです!
最後にお約束の御朱印。
↑「弘法大師」。こちらは奥の院にて。
達筆。崩し方や線の太い細いのバランスが凄い。
↑「紫雲殿(しうんでん)」。霊宝館にて。
そして、衝動買いの、御朱印帳。↓
だって表表紙に深沙大将、裏が執金剛神ですよ!
(↑左隣のは、御朱印帳のカバーです)
いやー凄かった高野山。
今回は時間のない中での参拝でしたが、ここは、もっと時間をかけて見るべきだと思いました。
それでは、またー!
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