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学級目標と目標達成法を組み合わせる

学級目標は学級経営の「道標」になると考えています。

ですので、「つくって終わり」ではもったいないですし、教師の願いや「○○な学級にしたい!」と願う子どもたちの気持ちを反映させた学級目標にしたいものです。

そのためには、教師や子どもたちが学級の実態を把握する時間が、必要となってきます。子どもたちにおいては、約1ヶ月で学級のよさと課題が具体的に見えてくることでしょう。

学級開きから1ヶ月後の教師や子どもたちの願いは、学級の実態に即したものになり、より具体的にイメージできるようになります。教師も保護者の考え、地域性等がつかめてくる時期です。

以上の理由で、私は学級目標を5月の連休明けに作成することにしていました。学級目標の作成は、学年・学級の実態によって多少変更しますが、基本的に、以下のような手順で行っていました。
①学級目標は、学級の道標であることを確認する。
②どのような学級にしたいか考え、各自黒板に書く。(事前に自学ノートに書かせておく。)
③黒板に書かれたことをもとに、キーワードを考える。
④キーワードの中から学級目標にする3つのキーワードを絞る。              ➄キーワードをもとに学級目標を考える。

①以外の主語は、すべて子どもたちです。私は学級目標の文言等はこだわりません。大切なのは、理想の学級をイメージしながら、当事者意識をもって学級目標をつくるプロセスと考えます。

学級目標ができたら、以下のことをします。
①学級目標を達成するために、どんな行動ができれば理想か考えさせる。             ➁具体的な行動を短冊に書かせて、学級目標の周りに掲示していく。

いわゆる野中先生の目標達成法の考えを取り入れたものです。

教師の思いと子どもの願いを取り入れ、学級目標に納得感をもたせながら、実現可能な行動目標を共有することが大切と考えています。   
 

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