公立学校における使命とは?

1 公立学校における使命を考える
公立学校として「世の中に求められている役割」が使命である。
この使命を定義することによって、組織に統一性と一貫性が出て強い力を発揮することになる。
公立学校の使命とは何か。
藤原氏は、これについても明確な答えを持っている。
「子どもたちに『よい習慣』をつけてあげること」
誰もが一目で分かり、覚えられるようにシンプルに言語化されたものである。
私ならどう定義するか。
「よりよく生きるために必要な考え方等を身に付けてあげること」になるだろうか。自分でしっかり考えて答えを持っておかなければならない。
  
2 選択と集中
「選択と集中」とは、組織の抱える多くの業務から不得意なものを捨て、得意とする分野を絞り込み、そこに限られた経営資源を集中させて、生産性を高めることである。
 学校現場で考えてみる。
「ビルド&ビルド」から「スクラップ&ビルド」に変えていかなければならない。
藤原氏は、「ビルド」の前に「スクラップ」をすることが大切だという。そうするためには、やらないことを決めること、劣後順位をつけることが必要である。
一番のリストラは、相手意識や目的意識の曖昧な文書と会議等のリストラであろうか。その他、意味のない形骸化した指導事項のリストラも重要だと考える。

学校現場は、スクラップが苦手である。                                 スクラップしないことで多忙になっていることが多いのが現状であるだろう。ややもすると、自分たちで自分たち自身を忙しくしているかもしれない。

学校の教育活動を振り返り、教育効果を考えながら「やめる、断る、避ける、省く、なくす」という発想を持って、効果のあるもの、充実させたいものに経営資源を集中させるようにしたい。

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