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パネルディスカッションの前提をそろえる

働き方改革のパネルディスカッションのファシリテーターをすることになった。ファシリテーターの役割の1つに「前提」をそろえることがある。働き方改革について協議する前に「現在、学校がおかれている状況、働き方改革の目的」などを事前に共通理解しておくと、その後のディスカッションが有意義なものになると考える。今のところ、以下の内容を説明し「前提」をそろえようと考えている。

近年、生徒指導上の問題や子どもたちの多様化(相対的貧困率の向上、日本語指導を要する子どもや、特別な配慮を要する子ども等の増加)、価値観の多様化等により、学校における課題は複雑化・多様化しており、地域や保護者の学校への期待はますます大きくなっている。

さらに各学校においては、新学習指導要領が実施され「社会に開かれた教育課程」の実現や「主体的・対話的で深い学び」の視点からの授業改善、外国語科、特別の教科道徳の設定、また、プログラミング教育、主権者教育など多くの内容が実施されている。

このような中、教員の負担過重や時間外勤務の実態がクローズアップされ、「本来重視されるべき授業の充実」や「子どもと向き合う時間の確保」「地域や家庭との連携のさらなる充実」など課題として浮き彫りになってきました。この課題をそのままにしておくと、先生方はますます疲弊し、学習指導要領の趣旨を踏まえた本来の教育活動に専念できないため「子どもたちに今求められている資質・能力」を育成することが困難になる。

さらに、新型コロナウィルスの感染拡大により、これまでの教育活動に制限がかかり、この状況に拍車がかかっている状態になっている。

このような状況を踏まえ、今回は、ウイズ・コロナの中で、教員が質の高い教育活動に専念できるための働き方改革の在り方をみなさんとともに考えていきたい。

様々な立場の方がパネラーとしていらっしゃますので、多様な異なる考え等が出され、働き方改革について考えについて視野を広めたり、具体的取組を考えたりできるパネルディスカッションになればと考えている。

協議の視点については、パネラーの自己紹介で出されたことをもとに設定する。



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