「上司への相談の仕方3パターン」 自分はどの種類に当てはまるか?
指導的立場になると、部下からの相談の数も多くなり、様々な判断を短時間で行わなければならない機会が増えてくる。 今回は、部下(私にももちろん上司がいる)から相談の仕方について考えてみる。
仕事上の相談の仕方には、大まかに3パターンあると思う。
①自分の考えや思いを持たない相談 「部長、新型コロナウイルス感染が拡大してきましたが、2か月後に予定されているマイナンバーについての住民への説明会はどうしましょうか?」といった感じである。 これは考えることを上司に押し付けている。上司に判断材料も与えていない。丸投げに近いので、自分の成長につながらないと考える。
➁自分なりの考えや思いを持っての相談 「部長、新型コロナウイルス感染が拡大してきたので、2か月後に予定されているマイナンバーについての住民への説明会は、延期した方がよいと考えます。」といった感じ。 自分の考えをもっているのはよいが、「延期した方がよい」という提案だけだと、上司は判断しづらい。他の案との比較したときのメリット・デメリット等も見えてこない。
➂論点を整理し選択肢を示しての相談 「部長、新型コロナウイルス感染が拡大してきたので、2か月後に予定されているマイナンバーについての住民への説明会は、延期した方がよいと考えます。」 「予定通り実施、1か月の延期、オンラインでの実施のメリット・デメリットを行政と住民の視点で表に整理してきました。」といった感じである。 上司は、それぞれの案のメリット等が分かり、判断しやすくなる。 分からないこと、懸念される点などをのみ質問し、理解を深めることもできる。
➂のような相談の仕方をする人に仕事を任せたいと考える。 自分が相談するるときも、➂の方法で相談するように心がけたい。