同性モテ・異性モテの違いを男性性と女性性の観点から考える
今回は、定期的に書いている“男性性と女性性を考える”シリーズの新作になります。
ツインレイと出会って以来、インナーチャイルドの浄化や女性性開花が目下のテーマとなっているのですが、
今回は、女性性の開花と向き合う際に必要な男性性と女性性の役割を、
女性にとっての“モテ”の観点から、見ていこうと思います。
さて、
今回、記事を書くきっかけになったのは、2人の対照的なインフルエンサーさんを知ったことにあります。
どちらもとても可愛らしい女性の方で、フォロワーの数や発信内容(SNS運用や女性性について)も似ていて、
一見するとその違いはあまりないように思えるのですが、
1人の方は同性からの支持が圧倒的に多い一方で、
別の方は、同性の支持はあるものの、どちらかというと男性からの支持が圧倒的でした。
もちろん共通点がたくさんあるからといって、ファン層や反響もまったく同じと言えないのはわかっているのですが、
“この同性モテと異性モテの違いはいったいなんだろうか?”と、私は強烈に惹かれたんですね。
一般的に、同性モテする女性は“潔さ”があり、自立していて男性性が強めの印象を受けます。
じゃあ、異性モテする人はどうなの?女性性が強いってこと?と考えると、なんだか違和感があります。
そもそも、“可愛くなりたい”と感じる願望は、女性性ではなく男性性由来と言われています。
女性性の性質が、ゆるくつながる、横にひろがる、相手との境界線がなくなる、今この瞬間の心地よさを大事にする、といったものに対して、
男性性の性質は、自分と他人を区別したり、他者との間に境界線を引くことで、頂点を目指すことにあります。
“特別扱いされたい!”
“チヤホヤされたい!”
“可愛いねって言われたい!”
という願望は、他者と競争したり外の基準と照らし合わせるという意味で、男性性由来の望みと言えます。
今回参考にさせていただいたインフルエンサーさんどちらも、以前は男性性が強くバランスが偏っていたと発信していました。
じゃあ、その支持層の違いは一体何なのか。
異性モテしているインフルエンサーさんは、ある投稿で“支援のお願い”をしていました。
そして、その呼び掛けに応えていたのは全員男性でした。(※私が見た限りですが)
なぜ、彼女を支援する女性はいなかったのか。
同性モテと異性モテの違いの一つに、“嫌悪感”があります。
つまり、“女性の嫌な部分が透けて見える”ことに対して、同性として引いてしまうところがあります。
一般的な話ですが、“異性に媚びる女性”や“計算高い女性”などが同性から嫌われる理由として、
といった背景があります。
そして女性は、異性モテする女性の“本性”を見抜き、そんな女性に貢ぐ男性に対して、「あんなのに騙されて、バカじゃないの?」などと感じたりします。
女性は、自分の望みを叶えることで満たされるという性質がある一方で、
男性は、与えること、喜んでもらえることで満たされるという性質があります。
つまり、男性にとっては、女性に頼られたり女性の期待に応えることが、文字通り“男を上げる”ことになります。
異性モテと同性モテの違いの背景には、
一見か弱い印象だけど実は男性性強めの女性と、女性の望みを叶えたい男性が引き合う構図があり、
その構図に対して、反感を買う現象が起きるかどうかの差なのではないかと思いました。(個人的な印象ではありますが)
ここからは、さらに私的な考察に入ります。
「あんなのに騙されて、バカじゃないの?」という女性心理には、
“うらやましい”
という感情が含まれているように感じます。
私自身、異性のみならず人に対して
素直にお願いする
頼ったり甘えたりする
という行為がずっと苦手でした。(母親でさえ、手伝いを頼んだら“珍しいね”と驚かれたことがあります。)
なので私は、異性に対して素直にお願いすることができる女性に対して、ちょっと引いた感じがしつつも、いいな、うらやましいなと感じます。
男性性をこじらせてしまうと、女性性の望みをうまく聞いてあげることができません。
この世はすべて、投影です。
素直にお願いできたり、軽やかに頼ることができる女性を見て嫌悪感を抱くのは、
その女性自体が嫌いなのではなく、自分の中で男性性と女性性のパートナーシップがうまくいっていないことから起きます。
自分の中で、女性性の“純粋なお願い”が、男性性によって“卑しいおねだり”へと変換・抑圧されてたり、
過去の挫折経験から、男性性の中に“自分では叶えられない”というコンプレックスがあると、
現実世界で、自分の欲望に忠実に生きていたり、まわりからチヤホヤされている人がうらやましく感じてしまいます。
自分の中できちんと女性性の望みを聞いてあげると、他人のことはどうでもよくなります。
媚びてる、計算高いといった印象があっても、『あの人は好きに自由に生きてるのね』といった認識に留まります。
大事なのは、
自分が自分のことをチヤホヤすること
自分が自分のことを世界一可愛い!と思うこと
『今日も可愛いね、大好きだよ、愛しているよ』と迷いなく自分に言えること
です。
“女子が上手な人”を、うらやましく思っていいんです。
そのかわり、女子になっていい選択権を、自分に与えてあげること。
つまり、自分自身や素敵♡と感じたものに対して、『可愛い!』と感じた気持ちを堂々と表現すること、
そして、表現することを自分に許可してあげること。
女性性開花の鍵は、他者からどう思われるか気にせずに、自分や自分の好きなものをきちんと大切にし愛でていくことだと、
今回の考察を通して、改めて感じました。
ということで、これからはより一層、自分を思う存分愛でていきたいなと思います 💐𓈒𓏲
ここまでお読みいただき、ありがとうございました🥰
(“可愛いコンプレックス”に関して書ききれなかったことがあるので、次回以降に書こうと思います📝)
※関連記事