見捨てられ不安がつらいときの克服方法

見捨てられ不安があると、人とうまく関係を築けません。

相手をわざと傷つけたり、嫌われるような行動を取ってしまい、好きなのに自分から関係を壊すようなことをしてしまいます。

見捨てられ不安の根底には、

愛着障害
恋愛依存症
回避依存症
境界性パーソナリティー障害

などの精神疾患やメンタルの問題があり、深刻な対人関係の悩みに発展することもあります。

見捨てられ不安の対処法を一言でお伝えすると、

“自分は愛される存在だと確信すること”

です。

ただ、見捨てられ不安があると、

どうやったら自分の中に愛を見出すことができるのか
どうしたら自分は愛されると確信を持てるのか

といった疑問を持つところで、止まってしまいます。

私自身、両親の不仲や学生時代に友達ができなかったことなどから、

長年自分のことが好きになれず、また人から好かれることに対して自信が持てませんでした。

好きな人ができても、

いつか自分の元を去っていってしまうのでは
いずれ嫌われてしまうのでは

という不安に襲われ、自ら距離を取ったり好き避けするなど、関係が成就しにくい行動ばかり取っていました。

ただ、根気強く自分の中にある不安や恐れと向き合ううちに、

少しずつではありますが、自分に対する不信感を手放し、自分が愛されることに確信を待てるようになりました。

なにより、不安や恐れを手放す過程を経て、自分自身から愛されている実感を持つようになりました。

今回は、そんな私がたどりついた見捨てられ不安の対処法をご紹介します。

恋人に依存してしまう
自分を大切にできない
人と親密な関係になるのが怖い
ネガティブな思い込みを手放したい

という方は、ぜひこの先も読み進めていただき、見捨てられ不安を手放すきっかけにしていただければと思います💐

【更新情報】
2024.9.30　
加筆＆一部内容修正（9,483文字）
2024.6.29　
初投稿（7,623文字）

見捨てられ不安の原因は親から適切な“はなまる”をもらえないこと

さて、冒頭でもお伝えしましたが、見捨てられ不安とは、

大切な人から見捨てられるのではという強い不安や恐怖に襲われ、それによって健全な人間関係を築けないこと

を言います。

例えば、

不安や恐怖に襲われるがあまり、執拗に連絡をしたり束縛をしたりしてしまう。

また、わざと嫌われる行動を取ることで相手から本当に愛されているのか確認しようとする。（いわゆる試し行動）

また、相手から嫌われているのではないかと不安に感じると、自ら距離を取って離れようとする。

つまり、見捨てられ不安を抱える人は、大切な人ができても

• 距離が近すぎる

• わざと嫌われる

• 好きなのに離れようとする

といった態度を取ることで、本当の意味で人とつながる機会を自ら遠ざけてしまいます。