オーバーソウルの概念から過去世をとらえ直す
前回、過去世について記事を書きました。
その後、バシャールのオーバーソウルという概念に出会い気づいたことがあるので、今回はそれをまとめます。
前回の記事はイラスト多めで女性性全開でしたが、今回はロジック寄りの男性性強めの記事になります。
しかも内容がかなりマニアックで一般向けではないので、何か拾えるところだけ受け取って頂ければと思います。
さて、今回の記事で参考にするには、バシャールが説く“オーバーソウル”という概念です。
オーバーソウルとはざっくり言ってしまうと、
という概念です。
ただ、過去も現在も未来も同時に存在していると言われても、イマイチよくわかりませんよね。
バシャールは、『前世の自分から現世の自分に生まれ変わる』と言ったような時系列的な考え方は“幻”であり、
実際にはすべての自分が同じ次元に存在しており、それぞれの自分が影響を与え合っていると説きます。
(死んだら新しく次の生に生まれ変わるという従来の概念を、“classic linear sense”『古典的な直線的感覚』と表現し、区別しています)
図にすると、こんな感じ。
いやいやそんなこと言われても、同時に存在してるとか意味わかんないよと思われたかもしれません。
バシャールは、私たちは生まれ変わるのではなく、あるテーマ(目的)を達成するために、同じような経験を繰り返すとしています。
この概念を感覚的にとらえると、下から上へと積み上げていく“積み上げ型”ではなく、さまざざまな角度から自分の魂を磨こうする“多面型”と言えます。
従来の生まれ変わりの概念とオーバーソウルの概念の違いは何かというと、
過去世のカルマは存在しない
ということです。
カルマというよりも、魂にはそれぞれテーマ(目的)があり、
そのテーマが一度の人生で成し遂げられなかった場合、私たちは異なるレベル、異なる次元、異なる文明でその体験をする。
そしてそれが、過去であり現在であり未来なのです。
ここで重要なのが、この魂の目的とは何かということです。
それは、
さまざまな困難を経験する過程で、自分が何者かどんな存在かということを思い出すため
です。
バシャールは、私たちは魂の成長にとって必要なデータを過去や未来の自分からダウロードしていると説きます。
そして、そのダウンロードしたデータ(魂の癖)を元に、
自分とは何者か
私とはどういう存在なのか
を思い出す(もしくは新しい視点で捉え直す)という体験をしていると言います。
※動画内で、“made agreement with myself"『その目的を達成することを自分自身と契約してきた』としています。
以上を踏まえた上で、私自身のより具体的な魂の目的は何かと考えると、
“自分を許すこと”
なのではないかと感じています。
オーバーソウルの概念を元に考えてみると、
男性性の挫折を経験し深く傷ついた人物からその情報をダウンロードすることで、自分を許すこと、
つまり、
本当の強さとは何か
本当の優しさとは何か
また、
いかに女性性と上手にバランスを取るか
男性性を本当の意味で発揮するために必要なことは何か
といった課題に直面することで、本当の自分に還るプロセス、つまり
“なんの罪悪感も無価値感も制約も持たない、まっさらな状態の自分と出会うこと”
を目的にしていると感じます。
どんな人物からどんなデータをダウンロードするかは、人によって違ってきます。
データとはつまり、本当の自分につながる“ルート”と捉えることができます。
自分が鍛えたい箇所が最も鍛えられるルートを、私たちは生まれる前に選んできます。
そして時には、異なる次元において似たようなルートを複数選択することで、そのプロセスで得られる感動を強化しようとします。
すべては、自分が何者なのか思い出す過程で得られる魂の成長や拡大を願ってのことなのです。
なので、もしも自分の歩んできた道のりが正しかったのかどうか不安になったら、
と、自分に問いかけてみてください。
お金がない
仕事がない
友達がいない
恋人がいない
若くない
スキルがない
才能がない
といった外側の基準で自分を判断するのではなく、
自分は自分でいることを心の底から楽しめているか
また
自分は自分をありのまま肯定し、それをめいっぱい表現することができているか
を、振り返ってみてください。
たとえ目に見える形で所有するものがなかったとしても、
自分の喜ばせ方を知っている
魂を解放する方法がわかっている
自分に対して安心感がある
といった状態ならば、それこそが最も尊く素晴らしい状態であり、魂が望む姿そのものなのです。
逆に言えば、
自分の喜ばせ方を知っている
魂を解放する方法がわかっている
自分に対して安心感がある
という次元にたどりつければ、愛も豊かさも自ずと望み通り手に入ります。
まとめると、私たちは、
“過去世で悪いことをしたから、現世で嫌な目に遭う”
といったような、自責思考で現実に起こっていることをとらえる必要はなく、
“自分は何者か思い出すために、過去から未来に渡って似たような経験をしているのだ”
ということ。
そして、自分が何者であるか思い出す契約を自らしてきたということ。
大事なことは、その契約は決して自分を不幸にするためのものではなく、
不幸と思えるようなことを経験しそれを乗り越えることで、本当の自分を思い出しているだけなのだということ。
私たちは、未熟な魂だから、または悪い行いをしたから何度も生まれ変わる必要がある、ということではなく、
自分にとって必要な情報を過去や未来から取り込むことで、自分を思い出すプロセスを経験している、ただそれだけなのです。
いかがだったでしょうか。
壮大な話すぎて、わかりやすくまとめるのに苦労しました😅
なにかの参考になりましたら幸いです。
ここまでお読みいただきまして、ありがとうございました🌠
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↑今回は触れられませんでしたが、オーバーソウルを元にソウルメイトやツインレイとの関係をロジカルに捉え直したい方は、おすすめです。