繋がる車の繋がる先はスマートシティ、課題はデータ越境【更新】
遂に、中国が自ら動き出しました。
【筆者の週刊エコノミスト寄稿記事】
経済・企業 半導体 異次元の成長EV化で来る、車メーカーが半導体に跪く日=豊崎禎久
2021年5月31日
~引用~
半導体 日本の生きる道 産業の主役は自動車から半導体へ スマートシティーで力を結集せよ=豊崎禎久
ホンダの三部(みべ)敏宏社長が4月下旬の就任会見で、2040年に世界で販売する車両を電気自動車(EV)と燃料電池車(FCV)だけにすると表明したことは画期的だった。スウェーデンのボルボ・カーは3月、30年までに新車販売を全てEVにし、ハイブリッド車も含めたガソリン車の販売をやめると発表。英ジャガー・ランドローバーも25年から高級車ブランド、ジャガーを全面的にEV化すると2月に表明している。(半導体 異次元の成長)
これらの構想が目標時期に実現できるかどうか予断を許さないとはいえ、発表のインパクトは絶大である。20世紀後半からのモータリゼーションを実現することで社会の進歩を実現してきた自動車産業が、自らを産業界の頂点に押し上げた原動力の内燃機関を手放すというのだ。
EVやFCVなど、自動車が電気で駆動するようになれば、既存の自動車メーカーが付加価値を生み出せる要素としてはデザインと車体くらいしか残らないだろう。しかも、今後の10年から20年の間にはICT(情報通信技術)は格段に進化することは確実である。自動車は生活や産業におけるモビリティー(移動手段)の一つに位置付けられ、付加価値の大部分を自動運転の制御も含めクラウド型のソリューションが占めるようになる。
【筆者の週刊エコノミスト寄稿記事】
国際・政治 エコノミストリポート
自動車 クルマの大転換期 ファーウェイが狙うEV覇権 通信と半導体で一歩リード=豊崎禎久2021年11月22日有料記事
【EVコネクテッドカーはビックデータマネージメントとデータ越境】
~引用~
中国の金壮龍・工業情報化相は17日、インターネット接続機能を備えた「コネクテッドカー(つながる車)」を巡る規格や規制で他国との協力を強化し、国境を越えたデータの流れも促進する政策を検討する方針を示した。北京で開催されたコネクテッドカー関連の会議での発言を国営中央テレビ(CCTV)が伝えた。 金氏は、ネットワークセキュリティーとデータセキュリティーの基準策定を加速させることも約束した。 中国の国家安全省は今週、外国企業が自動運転の調査を装い、中国で違法に地図作成の作業をしていたことが判明したと発表した。これを受け、中国でのサイバーセキュリティーへの懸念が高まっている。
【セキュリティ】
【ティアフォー】
~引用~
世界初となる自動運転技術のオープンソースソフトウェア「オートウェア(Autoware)」を開発した日本のティアフォー社の創業者、加藤真平氏は、夏季ダボス会議で中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)の取材に応じ、「中国の企業と大学などと協力して世界最高水準の自動運転技術を世界中に提供できる」と強調しました。
加藤氏はこれまで、中国の北京、上海、深セン、武漢、重慶、西安などIT産業が盛んな地域にある企業を訪ねたことがあるそうです。中国の企業や大学などとのコラボレーションについて、「中国で自動運転技術や電気自動車を開発している中国のスタートアップとの協業がメインだ。ティアフォーがこれらのパートナーにAutowareベースのソフトウェアを提供し、一緒に開発する。5~10年後、中国は世界に技術と製品を提供する側になると思う」とし、「中国で開発されたソフトウェアやハードウェアを海外市場に展開する事業にすごく興味がある。オープンソースを活用すれば、中国企業の製品を世界が受け入れてくれると信じている」と語りました。
【中国コネクテッドカー】
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