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デジタルツインの世界市場規模
BtoC世界ではメタバースビジネスは失敗したが、BtoBのインダストリアル分野ではアプリケーション用途が増えています。
【デジタルツインの市場規模】
~引用~
マッキンゼーが発表した最新の分析によると、デジタルツイン技術の世界市場は今後5年間で年率約60%成長し、2027年には735億ドル(約10兆3300億円)に達する見込みである。また、大企業の経営層の少なくとも70%がデジタルツインの導入を検討し、投資していることも明らかになっている。
【メタバース市場規模】
~引用~
2024年第2四半期にメタのメタバース部門(Reality Labs)が44億8800万ドルの損失を計上したとの報もある。米国のビッグテックのメタバース事業の収益は思わしくない。
一方、こうした逆風にもかかわらず、メタバースの市場規模は拡大を続けている。総務省が公開する「令和6年版 情報通信白書」では、世界のメタバース市場規模について2023年に約567億ドルだったものが、2030年には約5078億ドルまで拡大するとの予測を紹介している。また野村総合研究所(NRI)が「ITナビゲーター2023年版」に掲載した調査によると、2022年度に約7812億円だった国内のメタバース市場規模は、2028年度に約3兆8085億円まで拡大する見通しだ。
本特集では、パソコンやスマートフォン、ヘッド・マウント・ディスプレー(HMD)などを通じて「特定の仮想空間上でアバターを介して他者と交流し、エンターテインメントや教育、ビジネスなど多岐にわたる用途で利用できる」ものをメタバースとして扱う。広義のメタバースは、多数のセンサーから得た情報を基にデジタル空間上に現実そっくりの環境を精緻に再現する「デジタルツイン」を内包することがある。
【重要な動静】