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ラピダスのファウンドリが立ち上がらない不都合な真実【更新】

韓国サムスン電子は、米国IBMのGAAプロセス移植のファウンドリです。
日本のラピダスとサムスン電子はIBM GAA プロセス陣営です。
サムスン電子で起きるきとはラピダスのミラーとなります。
このNOTEでの分析しているように、サムスン電子も最先端ファウンドリ立ち上げ(歩留り改善も進まず)に苦戦しています。
中国経済低迷で、サムスン電子の先端顧客(中国ファブレス)が減少で生産継続出来ない状況まで稼働率が低下しているのです。
出口戦略のないラピダスもこのサムスン電子のようなデジャブとなるというのが私の未来予言です。

【サムスン電子ファウンドリ生産ライン停止】
~引用~
2024年11月1日、韓国・朝鮮ビズによると、サムスン電子の半導体部門(DS)が7〜9月期に1兆ウォンの赤字を出したと推定されるファウンドリ生産設備の稼働停止を拡大している。
業界によると、サムスン電子は平沢(ピョンテク)キャンパスP2、P3工場のファウンドリ生産設備(4、5、7ナノメートル)を既に30%以上、稼働停止にしているが、年末までに約50%まで拡大する。顧客企業の受注現況を見ながら順次、稼働を停止する計画だという。

この稼働停止拡大について、業界は「原価節減のため」とみている。ファウンドリ事業部は7〜9月期に推計1兆ウォンの赤字を出しており、注文を待って設備を稼働させておくより稼働停止にして電気代を減らすほうが効率的だと判断したとみられている。
また、4、5ナノメートル工程の物量の相当数を占めていた中国「ファブレス(工場なし)」企業の受注が予想に反して低調なことも影響したと思われる。米国の対中国半導体産業規制が強まるなか、米大統領選を控え、中国ファブレス企業は一部プロジェクトを順延しているという。
この稼働停止により、サムスン電子ファウンドリ事業の競争力が弱まる可能性も懸念されている。
この記事に、韓国のネットユーザーからは「稼働停止で当面の赤字は減らせるかもしれないが、未来はないだろうな」「稼働停止で電気の供給をストップするとクリーンラインが使えなくなり、再稼働の時にものすごく金が掛かる。事実上、放棄したようなものだ」「工場から明かりが消えたら潰れる前兆だという。これは、苦しい時期が長く続きそうだ」「李在鎔(イ・ジェヨン会長)には市場を読む目、人を見る目がないから駄目だ」「韓国は政治も経済も崩壊していっている。国民の精神自体が崩壊してるんだよ」などのコメントが寄せられている。

~引用~
「30年世界1位」を守ってきたサムスン半導体DRAM開発室が大々的な体質改善に出る。半導体業界によると、サムスン電子の半導体トップである全永鉉(チョン・ヨンヒョン)DS(デバイスソリューション)部門長(副会長)は年末の人事と組織改編を控え現行のDRAM開発方式を原点から見直すことを指示したことが確認された。量産中であるDRAMの設計もすべて見直しの対象だ。この5年間のサムスンDRAM開発の失敗を認め、DRAM設計から事実上再び始めるという意味だ。 半導体研究所とメモリー事業部など次世代DRAM開発組織もやはり大幅に改編する側に方針を固めた。ファウンドリー(半導体委託生産)事業部に送ったDRAM開発人材を最近復帰させたのも同じ脈絡だ。サムスンは2019年に「半導体ビジョン2030」を発表し、2030年までにシステム半導体分野で世界1位達成の目標を立て、これを受けDRAM開発組織の核心人材がファウンドリー事業部に移った。

【不確実な投資(利権づくり)への民意】

【NOTE内で良くまとまったラピダス評価】

【トランプ大統領就任時にラピダスリスク】


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