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エヌビディアのファンCEO奇怪な行動の意味する事は?
米国半導体企業NVIDIAジェンスン•ファンCEOが「またまた」自身保有株式を売却しています。
今回で49回目、短期間に同じ株数、同じ売却先のようです。
この不可解な行動は何を意味するのでしょう?
このテーマでの未来予言はノーコメントにしておきます。
市場のファクトのみを寄稿します。
【NVIDIAジェンスン•ファンCEOの動向】
~引用~
Nvidiaのジェンスン・フアンCEO、2,600万ドル超の自社株を売却
Nvidia Corp の社長兼CEOであるジェンスン・フアン氏が、最近の米証券取引委員会(SEC)への提出書類によると、同社株の大量売却を行ったことが明らかになりました。2日間にわたって行われたこの取引により、2600万ドル以上のNvidia株が売却されました。
売却は9月10日と11日に行われ、1株あたりの価格は104.99ドルから117.072ドルの範囲でした。これらの取引は、Rule 10b5-1トレーディングプランとして知られる事前に取り決められた取引計画に基づいて実行されました。このプランは、会社の内部者がインサイダー取引の疑いを避けるために、あらかじめ定められた時期に株式を売却することを可能にするものです。
提出書類では各価格帯で売却された正確な株数は開示されていませんが、脚注には各日に売却された株式の加重平均価格が記載されており、各バッチの売却について報告された平均価格の約1ドル以内の価格範囲が示されています。
【NVIDIA株価の推移】
https://jp.investing.com/equities/nvidia-corp
【AIバブルの爆心地】
~引用~
米半導体大手エヌビディアのジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)は、需給が逼迫(ひっぱく)する同社製品の奪い合いで一部顧客が不満を募らせており、緊張が高まっているとの認識を示した。
フアン氏は11日、サンフランシスコで開催されたゴールドマン・サックス・グループのテクノロジー会議で登壇。「需要は非常に高い。誰もが一番先になりたいし、誰もが最上位になりたがる」と発言。「感情的な顧客が恐らく増えている。それは当然だ。緊迫している。当社は最善を尽くそうと努めている」と述べた。
エヌビディアの次世代人工知能(AI)半導体「ブラックウェル」に対しては旺盛な需要があると、フアン氏は指摘。同社はハードウエアの物理的な生産を外部に委託し、サプライヤーは需要に追いつくために最大限の努力で前進していると同氏は語った。
エヌビディアの半導体は、データセンター事業者がAIモデルを開発・実行するために使用する。こうしたサービスへの熱狂的な需要を背景に、同社の売り上げは急増。株価も急騰しており、2023年に239%上昇したのに続き、今年は2倍以上に値上がりしている。
【NVIDIA最大のライバル中国Huaweiの動向】
国家戦略の位置付けのHuaweiです。
~引用~
米NVIDIAのAI(人工知能)向け半導体に追いつくべく開発された中国・華為技術(ファーウェイ)の半導体「昇騰(Ascend)」が苦戦を強いられているようだ。ファーウェイの顧客企業は、同半導体を使用したAI開発において様々な問題に直面している。
エヌビディアの「CUDA」vs.ファーウェイの「CANN」 英フィナンシャル・タイムズ(FT)が報じた。それによると、昇騰を使用する企業から、ソフトウエアのバグや、エヌビディア製品からの切り替えの難しさといった不満が相次いでいる。
その理由として、
(1)チップの安定性の問題
(2)チップ間の通信速度の遅さ
(3)ファーウェイ独自のソフトウエア「CANN(Compute Architecture for Neural Networks)」の性能不足、などが挙げられている。
これに対し、エヌビディアのソフトウエアプラットフォーム「CUDA(Compute Unified Device Architecture)」は、開発者にとって使いやすく、データ処理を大幅に高速化できる。エヌビディアの最大の強みの1つとして評価されている。
エヌビディアはAI半導体市場で圧倒的な優位性を持ち、一部の専門家から「堀に囲まれた城」といわれている。GPU(画像処理半導体)とCUDAによって大きく先行しており、代替製品への切り替えが難しい状況だ。CUDAはCPU(中央演算処理装置)からエヌビディアのGPUに超並列処理の命令を送り、実行処理するためのソフトウエア開発環境だ。 こうした中、ファーウェイをはじめとする中国企業は、CUDAに匹敵するソフトウエアを開発することで、エヌビディアが独占するAI半導体市場に挑もうとしている。 だが、ファーウェイのCANNは、AI開発を困難なものにしていると指摘される。FTによれば、従業員からも不満の声が上がっている。ファーウェイの研究者は、CANNが昇騰の使いやすさを損ね、開発作業を妨げていると指摘する。「ランダムなエラーが発生しても原因を特定することが難しく、問題を解決するには、ソースコードを読み解ける優れた開発者が必要であり、これが開発効率を低下させている。コーディング自体も完璧ではない」と述べている。
関係者によると、ファーウェイはこの問題を解決するため、顧客企業にエンジニアを派遣し、エヌビディアのCUDAで開発されていたAIモデルの学習コードをCANNに移行する支援を行っている。百度や科大訊飛(iFLYTEK、アイフライテック)、騰訊控股(テンセント)などのIT(情報技術)大手が、ファーウェイのエンジニアチームを受け入れているという。
【ネガティブファクター】