AIデータセンターのサーバー需要で売上回復したNANDメモリ市場
日米韓キオクシアには、NANDメモリ市場回復には明るい材料です。
しかし、米国エヌビディアが牽引する生成AIバブルによるデータセンター投資も永遠に続く訳ではありません。
NANDメモリ市場は、5大主要サプライヤーが市場を支配しています。
韓国サムスン電子、韓国SKハイニックス、米国ウエスタンデジタル、キオクシア、米国マイクロンが企業群です。
【NANDメモリマーケットシェア動向】
~引用~
TrendForceによると、2024年第2四半期のNAND市場は、PCおよびスマートフォン(スマホ)メーカーの在庫レベルが高く、ビット出荷量は前四半期比1%減となったが、AI需要による大容量ストレージ製品が堅調で、併せて価格も上昇し続けたことから、平均販売価格(ASP)も同15%上昇となり、NANDの総売上高は同14.2%増の167億9600万ドルとなったという。
大手NANDサプライヤ各社は、同四半期にて収益性を回復。第3四半期にはAIおよびサーバ市場からの強い需要に対応するために生産能力を拡大している。しかし、今年前半のPC/スマホ市場が予想を下回ったため、NANDの出荷成長は抑制される可能性が高いともしている。
第3四半期は、すべてのNAND製品のASPが同5~10%ほど上昇する一方、ピークシーズンの不振によりビット出荷数量は少なくとも同5%減となると予測され、結果としてNAND市場全体は、前四半期比でほぼ横ばいになるとTrendForceは予想している。
【各社戦略】
【キオクシアの動向】
【メモリ市場俯瞰】