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【エッセイ】エンパス!現実主義の母と私と幽霊と 21. SNSは難しい

 今や誰でも利用しているのがSNS。だが、エンパスさんにとってSNSはとても難しいものなのではないだろうか。

 同じエンパスさんでも人それぞれで違いはあると思うけれど、私の場合の結論を言えばやはり【やらない方が身の為】だった。

 出来ない事はないだろう。でも、結局は途中で辞めてしまう事になるし、それが分かっているから、なかなか安易には手を出す事が出来ないのだ。

 そんな私だが、以前はいろいろやっていた。
 そりゃあ、私だってせっかく作った音楽や童話や小説を人に見てもらいたかったし、たくさん見てもらう為には宣伝しなきゃと思ったのだ。なので、考えつくものから試してみたのだが……。


 ダメだった。内訳的にはアメブロ2回、facebook2回、Twitterは3〜4回は挑戦したのではないだろうか。だがどれもこれも逃げるような形で途中でやめてしまっている。その理由は、精神が病んでしょうがない! 加えて体調が悪くなりそれが悪化するからだ。

 これはエンパス体質故の共感能力が働くせいだろう。私の場合、うまく受け流せないので憑依みたいになってしまう。

 全てに反応する訳ではないが、例えばイライラしてる内容の記事を見ればこっちも同じくイライラしたり、悲しいとか苦しいとかの記事でも然り。読むとこっちまで同じ気持ちになってしまうし、それが数日抜けなくて寝込んでしまう事もある。

 そんな記事は見なきゃいいと思うかもしれない。けど、この問題はそんな単純なものではないし、それだけではないから困るのだ。

 最初は別に何ともない。ただ、これがだんだんフォローとかで相手と繋がってくるとちょっと妙な事になる。
 何と説明したら良いのやら……、まるで見えない回線?回路? で本当に相手と繋がったみたいになって、より感知の精度が増すというか。

 記事を書いた本人じゃなくても、それに共感した同じような波長を持った人たちの念も回路を通じ、アンテナである私の方に流れてきたりする事もある。これは私が無意識に引き寄せているだけかもしれないけれど。



 とにかく何かおかしな事になったりするから嫌なのだ。
 夜中に多くの人が部屋中をウロついている感じがあったり、ザワザワと話し声というか雑音みたいなものが聞こえたり。生き霊がこっちに飛んできたり脅かされた事もある。

 特にTwitterをやっていた時は酷かった。
 あれはその場の勢いや感情で書いてしまう人が多くて、タイムラインでそれを見てしまうたび私は具合が悪くなった。

 そして私もエンパス故のサガというか……。
 明らかにクタ〜っとなって落ち込んでる人を放っておく事が出来ないのだ。自ら危険に首突っ込むような事もして……。

 ある時、Twitterでひどい誹謗中傷を受けている人がいて、居ても立っても居られず、つい「大丈夫ですか?」とDMを送ってしまった事がある。

 そしたらすぐに返信がきて、話聞いて下さいみたいに返ってきて、何度か愚痴を聞いてるうちに私の体調が悪くなった。しばらく寝込んでるうちにまたその人が誹謗中傷された様で……。

 寝込んでいたから今度は何の反応も出来ないでいたら生き霊がこっちに飛んで来た。ええ、もう突然来られてびっくりですよ。
 相手からしたら何で今回は反応してくれないのか、話を聞いて欲しい、分かって欲しいみたいな気持ちだったのだろう。鬱憤が限界値に達した結果、無意識のうちに生き霊を飛ばしてしまったと思われる。

 あの当時、私の寝室には細長い黒いクローゼットが置いてあって、夜中になんだか音がカリカリ、中から爪で引っ掻いてるような音がし始めた。そしたら突然バーン!と扉が開かれて中にいた生き霊に「あ゛あああ〜ッ!」とありったけの声で叫ばれて。


 心臓が飛び出るくらいびっくりした。夜中シンとなってる所に大声でさ……。
 しかもそのクローゼット、扉の開閉ネジが一個外れてグラグラだったからバーンとやられた瞬間に扉が完全に壊れて吹っ飛んだ。

 あれは普通の生身の人間だったとしても驚くと思うよ。だって知らない誰かがクローゼットに潜んでるんだよ? それが夜中にいきなり扉をぶち破られて大声で叫ばれてごらんなさい。誰だって驚くに決まってる。
 まだ生身の人間の方が不法侵入や器物損壊で警察に突き出したり出来るのに、これが生き霊だから無理だよね。


 他にも寝室に面した外の通路をレジ袋ガサガサさせながら何往復もされたり、ベッド付近に立たれたりなどいろいろあった。
 しばらく執着されたけど、Twitterやめたらいなくなって……。

 この一件で私はSNS、特にTwitter がダメになったし、幽霊に対しても今までは怖いと思っていたけれど、いつも一方的に脅かされるのが腹立だしくなって、コンチクショー! とか思うようになったし。

 あんな事が立て続けに起こると精神的に参ってしまうし、病んでしまえば好きな創作だって出来なくなる。だから結局は切り離すという選択をしてしまうんだよね。

 そんな訳で、今の私はせっかく音楽を作っても小説を書いてもまったく宣伝出来ない残念すぎるクリエイターだ。

 こんな状況、たまに誰にも見向きもされない、何にもならない事を何故やっているのかとウンザリし、もうどうでもいいと自暴自棄にもなったりするが、しばらくも経てばやっぱり創作したくなってくる。
 不思議なもので、本当に何にもならないけど、明るい未来さえ今は見えないけど、好きだからやっているんだよね。いつか認められたらいいなと、そんな淡い期待を抱きながら……。



 ところでこのnoteだが、これは私の中ではSNSじゃないと思っていたんだけど、やっぱりSNSだったりするのだろうか?

 あまり人との交流がない、イコールSNSじゃないと勝手な判断基準でこれまでやってきたけれど……。
 まあ、実際交流自体あまりないから楽に出来るし、他のと違って何か独特の距離感があるから今の所は平気に思える。

 この頃は気分転換に画像集なんかも挟めてるけど、なんかあれが良い紛らわしというか思わぬ誤算というか、誰かが私の画像を使ってくれる事で一方通行だった私へのアンテナが他に分散されているような気がしている。

 なので、もう少しだけ続くこのエンパス話だけは最後まで書ききりたいと思っている。


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