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記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
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『白卓 HAKUTAKU』が割と好きだったんだ

1.『白卓 HAKUTAKU』とは

注意
 あらすじ、無料公開部分以外のネタバレは無料部分では行わないようにします。匂わせすら嫌だという人はこの時点でのプラウザバックしてください。
 また、本記事は作品を貶めるものではありません。題名の通り、好きな作品について語るものです。
 それでもあれこれ言われるのが嫌、という反応が多ければ記事削除致します。


 では始めます。 

 知らずにこの記事を開く人は少ないとは思いますが、一応説明します。
 『白卓 HAKUTAKU』とは、石川光貴先生が週刊少年ジャンプにて連載していた漫画です。
 公式の説明を引用しておきます。

1人遊びが得意な高校生、日隈橙は、
クラスメイトに頼み事ばかりされるが
それをゲーム感覚で楽しんでもいた。

日隈はある日、高校にずっと来ていなかった
同級生、能登來暇と出会い、
クラスを沸かすためのゲーム作りに巻き込まれる。

アイデアを振り絞り、困難を乗り越え作ったゲームが
クラスに遊ばれたとき・・少年の日々は動き始める!


週刊少年ジャンプが贈る
2人の高校生たちの青春ゲーム制作物語が
今、始まる!

少年ジャンプ公式サイトより

 ゲーム、創作という題材が私に刺さりました。それに主人公、ヒロインのキャラも魅力的です。特に第一話の完成度が高く、未読の方はジャンプ+にて無料公開されているので是非読んでほしいです。

 しかし人気が振るわず、惜しい結果となってしまいました。
 毎週アンケートを出していたのですが……非常に残念です。

 この記事の目的はその無念を成仏させることです。作品の良かったところ、もっとこうしてほしかったところを語らせてください。

2.良かったところ

 一般的な意見ではなく、個人の好みによる作品の長所を挙げていきます。
 なお、ジャンプ+にて無料公開分のネタバレは含みます。

(1)ヒロイン
 ・デザイン面
 目つきが悪く、スタイルが良い。
・性格面
 煽り性能が高い。
 自分の短所を認め、それでも突き進む。
・動機
 ゲーム作りがしたいとはっきりしている。
・能力
 ずば抜けた行動力と交渉力。

(2)主人公
・性格面
 パシリにすら『おもしろさ』を見出し、いじめにすら気づかないという独特なメンタル。しかしいじめに気づいてからは、悔しい、見返してやりたいと共感できる感情をあらわにした。
・能力
 人とは異なる視点を持ち、アイデア力に特化している。

(3)題材
 ゲーム制作という興味を惹かれるジャンル。

(4)第一話の構成
 ボーイミーツガール、いじめられっ子が頑張るという王道展開。

(5)演出
 第一話で見開き二連発。エキセントリックかつサイケデリックなリアクションを地味な主人公にさせるのがとても強烈。

3.さらに伸ばしてほしかったところ

 さて、良かったところの次は悪かったところを並べるべきでしょうが、私はそれが良いとは思いません。
 マイナスをプラスに持っていく作業はとても意味があることです。
 しかしプラスをもっとプラスに持っていくことの方がより大事です。
 創作全体のレベルが上がっています。全ての水準が一定以上なのは当たり前、その上で他にはない武器を持っている作品しか生き残れません。
 それに、長所を活かしきれなかったことが、この作品が打ち切りされた最大の要因だと私は考えます。

 ここからはネタバレを含むのでご注意ください。また、悪意は込めませんが、少なからず作品に対する批判が混じってしまいます。どうかご容赦ください。

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