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目が覚めたらまず歯磨き?それとも水1杯? そして情報?

TVやネットニュース、あるいは新聞を見ていると専門家の「おすすめ」の内容がしばしばバッティングします。

たとえば飲水。
今は冬ですが、それでもお風呂の前とあとには、水を1杯飲むことを勧める内容が多いです。
そして、寝る前にも1杯。起きたあとにも1杯。

いずれも、夏冬問わずです。確かに入浴でも就寝でも大量の発汗があるので、血液の水分が不足する。だから前とあとに水分を補給しましょう、というのは素人判断でも納得です。

ところで、歯科医が「朝、何よりも早く歯をみがきなさい」と言うのを聞くことがあります。就寝中に口内細菌が増えているので、それを飲み込んで食道に入れたり、うがいをして気道に吸い込む前にとにかく歯磨きしなさい、と。

で、どうするか。
とりあえず私は、妥協案で対応しています。
まずうがいをせずに口をクチュクチュゆすいでから歯磨きをします。次にうがい。そのあと水かぬるいお湯を飲みます。
ある番組で歯科医が「起きたあと、いきなりガラガラとうがいをするだけでも、口内菌が(呼吸で)身体に入ります」とおっしゃっていたので、避けているわけです。

口内菌は、かなりたちが悪く「万病の元」みたいですね。
心筋梗塞にも関係する場合があるとか。

ということで、少し前までは、まずうがいをして水を1杯にしていたのですが、いまは歯磨きからです。ちょっと面倒です。

これ以外にも、いわゆる専門家の勧める「良いこと」は、内容がバッティングする、あるいは現実的にむずかしいケースがあります。
たとえば、夕食後の運動です。私には無理です。

私たちはそうした錯綜(場合によっては矛盾)する情報を日々自分の判断で無意識に仕分けしながら生活しているわけです。
とはいえ、受け手の方は知識に乏しいぶん判断に困ります。しかし、毎日のことですから決めないといけません。

専門家同士が自分の領分を超えてアドバイスを整合してもらうと非常に助かるのですが。
飛躍になりますが、専門家の意見を紹介するメディアがそうした整合を取り持つのもありじゃないか、と思います。特にマスメディアは強力な情報収集能力を持っているわけですから、できなくはないでしょう。

情報洪水の時代、精度の高い情報は貴重だと思います。

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