認知症の姑の介護体験で感じてきたこと①
かつて5年半の間、認知症を患っていた姑と同居しながらの介護を経験。
明るくて優しかった姑がドンドン変わっていってしまう日々。
姑の認知症は、レビー小体型。
舅が亡くなった後で、老人性うつも発症していたかもしれない。
物忘れは年相応だったのかもしれないが、物の整理ができなくて、衣替えができなくなる。
キャッシュカードを何回もATMに忘れてくる。
財布がなくなったと言っては誰かに盗まれたと一騒ぎ。
幻視や幻聴。
時々パニックになっての暴言。
粗相をしてしまった時など、ショックなことがあると腰が抜けて立ち上がれなくなる。
極め付けは、気分の落ち込みがあると自傷行為(リストカット)に走る。
この時、私は「もう何も遠慮しない。この人の命を引き受けるのは私しかいないんだから」と腹を括った。
その他諸々、覚悟はしていたものの、認知症というものを何となくしか理解できていなかった当初、想像以上の戸惑いと葛藤の日々を送っていた。
5年も前のことだけど、そんな私の介護体験も、もう全部吐き出して、追々書き綴ってみようかな…