【詩】女の夢
夜だ
水溜りが最果てまで広がっていく
そこに女だ
女がいる
白い足が
氷柱のようだ
水面に
突き刺さっている
足元に
月が揺らいでいる
空だ
空の月は
鏡写しの兄弟よりも
いくぶんか
上品だ
だから、だ
だから、女は
死んでしまいたくて
たまらない
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?
夜だ
水溜りが最果てまで広がっていく
そこに女だ
女がいる
白い足が
氷柱のようだ
水面に
突き刺さっている
足元に
月が揺らいでいる
空だ
空の月は
鏡写しの兄弟よりも
いくぶんか
上品だ
だから、だ
だから、女は
死んでしまいたくて
たまらない
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?