アズマァル

本能をくれ

アズマァル

本能をくれ

マガジン

  • 祈りなんか捨ててかかってこい

    凝固

最近の記事

【詩】飯犬

喰らう骨の痛み 整形科のふぐり 河鹿以下の蹴鞠 深海焚べる闇 大根の匂い 人まで深い どうでもよくない 死神の世界 マシンガンの羽根 爆弾魔は晴天 曇りからの迎撃 真北よりも笑え アンタレスじゃ死ぬ バイキングの飯 電解質軽減 麦芽糖先生 よぉよぉよぉよぉ… イエイ… 逃場だけくれ イノチだけくれ 爆発しない魂胆 みえみえ 先行投資ゲソ 爆弾爆破六秒 くまさんくまさんくまさんくまさん 血 まみれ きれえ 大工さんか祭り 嘘ですこれは命 み~ンな命 全

    • 【詩】妖怪讃歌

      ケケケッ 俺は妖怪さ 正攻法で死んでいる もちを詰まらせ深海の 地球めがけて潰される ででで…りんごは犯罪さ だるまの夢に飛び込んで サムライマックと威張る草 電卓magicalサイボーグ ケイト…その服似合わない… もう裸では靡かない 広背筋の後ろから ヒトデマントで捕まえて せせせっ世界はまんまるさ! 君と僕しかいないんさ でかい歌拒否大魔神 クセェ吐息だけ届く壁 計画完了!! しにがみっ!

      • 【詩】リスト&リスト

        ペイジワンノーサイ電動虫 デスペラード母の輪唱 ベアリング有限周回機構 キクラゲ講 バックナンバー先生の劇場版二作目以降 テニスサークル未開の大地 ベンキュー愛好家旧家来 ライム咽頭形変症 ダイレクトメール世紀末版本郷六丁目 コズミック東海地方誌会合の重鎮西郷隆盛 ケルビン台頭地面師偏光選挙権 パイン囚人服設定資料集 公開生処刑専用掲示板より抜粋

        • 【詩】邂逅

          開かない窓 心臓を明け渡したカルチノイド ゲイムをしすぎた子どもたち 段位六十五、マクラーレン先生の解剖 ドンドン毛糸酒に浸して幽霊捕縛装置 参考書の解法で死にかけた大人たち。 邂逅 生きてるんだな 心臓のぬめり 空から堕ちた蛸の腕 死んでた 彼の有線アンテナ ベートーヴェンの廉価版、 それ程好きだったたんだな 雉鳩の末路って弦楽 でいこんとしか呼べない野菜 クロスワード地獄の俺たち 枕って五月蝿いのね 信仰の嘘で蹴り上げたシステム マジカル祭囃子が似合う君 ある

        マガジン

        • 祈りなんか捨ててかかってこい
          37本

        記事

          【詩】最期の監獄実験室

          「もう一度飛べたら」 「もう二度と会えなかったら」 旋回飛行世界チャンピオンの俺が 今日は天使裁判のやり方を教えてやるぜ ①球根 蕎麦にラー油をかけて投獄されたデューク東郷にベテラン刑務所長の0点歓談が下る!! ②人でふか? でかいクソしかできねぇのかレンガ屋根の幕末さん? ➂そうでふよ? ですからメートル法で湯沸かししてもヤッターメンしかのぼせませんよ? ④どすけべ計画 計画計画計画…まだ続けますか? ⑤これドッキリでしょ? いいえ 爆丸二毛作オンリー会場はこ

          【詩】最期の監獄実験室

          【詩】トレンド数式論(ここからにげて)【詩】

          名探偵の腰つき 直角90 静電気苛立ち 体温40 ゼッケンの合挽き 4 2/50 面子売りの視野角 凶悪30 デスペラードの砥石 ピカチュウ3尾半 デンドロビウムの欠伸 サイクロン淡10色 聖書タワー(東京都東青山) 『推しの子』35巻㌢かけるところ25冊 ペニーワイズ国立記念公園 どんぶり勘定故破綻(負債総額92億円) 新幹線有馬焼き選手権優勝者 ゴルゴ13 金田一一 アポトキシン4869 殿堂入り 樋口一葉 (敬称略) 以上、生き残った10人の皆さん、

          【詩】トレンド数式論(ここからにげて)【詩】

          【詩】潮人

          まっ逆さま世界百周旅行 トンネルの数だけ笑おう 世界は 真っ白い雲 だけのナルシスト さらう エンパイアの夏休み 終わっただけの人生 ドル箱にウイスキーを テニスコートに永遠を 託す友情の証 リンゴ飴 でっけぇナミ 理知的なサディストが 晩御飯で腹上死 りんごパイ煮詰めて英雄に なったつもりかい? 所詮君等は飼い犬さ 僕らはその餌さ レントゲンで大暴れ だってここは花畑 ベッドはラフレシア お医者さんはスズメバチ サクラマスにバナナケースを 監督クンにやるも

          【詩】灯一葉

          目覚めてから透ける手のひらの色々を追おう トンネルの群れを押しのけ海へ 陽だまりの檻で運ばれるのさ うねりが強く響くほど ひかりの君が飛び込んだ海に 近づいているんだな こぼれ落ちる碧のナイフ ひとつひとつに貫かれてる ビールの匂いは 透明な世界辿るから スローモーションの世界でも 眠らずに落ちて ゆけるさ

          【詩】灯一葉

          【詩】ROAD GOD ROAD

          【壱】  うわぁ…何見てんだよ…?あんたぁ…いや…きっ… きも。きもきもぎもぎもぉ!!ッい!!来るな!!こっちくんなぼけ!!こらっチッ!!触んじゃねぇ、クソが!おぃ、いい、やめろよぉぉぉ…っ…!!!ふっひっヴぉっ!!グぇぅ゙ぉろ… ハァ…はぁーはっ…!…げぉぶぉろょぉ…!ぉっひびゅーっーくぉっびゅっひゃるるうっとんばぁー…てれすくうぇ…ごぉーっ…ごぉおおおおおおおおおっ…つ………………! 【参拾五阿僧祇】  遥か昔、「誰」も「我」も存在しなかった頃、ひとつの「個」が生ま

          【詩】ROAD GOD ROAD

          【詩】ぱらそる合唱団

          【ぱらそるを、ひとしきりひらいて てにすこーとに、こどうをあけわたすの いんこは、くちばしをうってしまったので (ほら)おききなさい(きぃこ きぃこ) (きぁ きぁ きぃ) ぼくも おととしかつらをすててしまったので (ああ)やめなさい(ぢぢぢ)(ぢみみ)(みぢりまぢぢぢぢみりぢみりぢょんみぢりりりぢ)ぢびぢ(らびりんと)びぢっ】 ぐげばァぼぉヴ!∥!

          【詩】ぱらそる合唱団

          【詩】回路算

          黄色い鮫しかすめない海路に潜るよ単三電池で汽車が 二本足のタイムマシンでしか辿り着けない午後で交流試合 サイクロプスだけつけ狙う温暖低気圧軌道線上に聖母子像 電池切れの葉緑素を指導する試験監督が買い忘れたハンカチの蒼 翅音だけを憎む君に焼き付いている三千本の夕陽

          【詩】回路算

          【詩】枕な枕

          胡座 おかしら 金 みたい あたし 幽玄 夢幻  な き ぼ く 朗読 ね ギャルソン 三姉妹 街は 金銭 琴線 ば す と あ プラモ KING た てが みの海 彫刻 鳥葬 蝶の舞 巣立 さかさ 化学の 電車 だけ さ  トン トン は し る る な あ、あああ あーーーー 生きる さ ーーーー あ!あああ 不 らち だね ほら 魔性の ふたり  だよ 指を ささな くちゃ くちゃ くちゃ くちゃだよ ぐちゃぐちゃ だよ 死ぬまで

          【詩】枕な枕

          【詩】先端の素

          お砂糖さん レモンだけでも 食べてって 塩こんさん 鉛玉しか 食べないの 先端さん 鋭角格安角質で センター試験で泣いてたの 先端さんのお父さん 時差ボケおのろけ 競走馬 うまのおはな 尖っている そう どこまでもぉぅ 尖る。尖る。尖る。尖る。尖る。 そして              「とがなくしてしす」 あんなにとがってたのに

          【詩】先端の素

          【詩】覚めた突然

          突然 歌が生えたら 夢が死んだら 誰も一人になって 洗剤を濡らす 人殺しのような 竜巻の皮被って 生きかけのダンス真似して ゆらゆらゆら ゆらゆらゆら消える 扇風機のゴミを カスのような眼で撫でて ダイダラボッチの指で ぐちゃぐちゃぐちゃ捻じる 答えただけの答で チノパンの袖から燃やして 真剣だから笑って そのまま ままで芽吹く そんな朝が来る そういう朝が来るから 青い弾丸だけで 腹を満たす そんな朝に覚める そんな日に暮れる

          【詩】覚めた突然

          【詩】遠い猫

          海の底 丸い灯りに 照らされた 小さな◯の 産声が いつか 水面で搖らぐ わたくしの ふるえる脚を なぐさめた

          【詩】遠い猫

          【詩】凍土

          胸が停止する 常夜灯の消滅する温度 定められた運命の 切れ味を確かめながら カーラジオ 隙間から指す嬌声が 星空の濁流に変わる 街が浮遊する夜 邂逅するはずだった 朝陽に 誓ったのは 永遠の退化 月を蝕む百足のように わたしは 抱き締めていた 湖畔のように 静かな

          【詩】凍土