君へ
君が私の目の前から消えて何年が経つ?
あの時はすべてが眩しかったすべてが愛しかった
季節の影だけが今も胸に残っているよ
君の美しさだけが私の庭を満たしている
もう戻れない?過去には行けないの?
単純な言葉だけど寂しい悲しい切ないよ
景色が平面に見えるおくゆきを失ってしまった
私が植えた愛の芽は萎れてしまった
ただ今言えるのはもう君が居ないこと
ここには居ないこと
ただそれだけが真実
もういちど愛の夢見たい
品格がある君を今でも尊敬してるよ
私は今も夢の中に居る
淡く繊細な気配がこの世をそこはかとなく包んで
春昼をガラス瓶に敷き詰めて澄んだ空気を感じていたい
月明かりが君の瞳に映るとき
私は夜を超えようとしているだろう きっと
茫洋とした月日が枯れ葉となって冬を知らせるよ
冬空の下またきっと会えると信じて
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