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8月31日
人間は肉体の成長が止まったとしても、精神はいつまでも成長し続ける。そんなことを改めて思う季節です。
自分の思考の中から出ていくことで、季節で言えば春から夏に、私たちの感覚は自然界のまばゆいばかりの輝きにとらえられ、小さい自分を手放し、その光と熱を受けとる流れにあります。
夏が終わり秋に移り変わっていく中で、受けとったものが再び自分の中に引き寄せられます。夏が終わると夢から覚めたかのように、少し寂しい気持ちになりますが、お土産を持ち帰り、秋から冬にかけてそれを開けていく楽しみがあると考えると、寂しい気持ちも少し変化するのではないでしょうか。
1年の季節の巡りとともに、そういうことをやり続けているんだなと思うと、なんという世界に自分は生きているのだろうと思います。
怠惰な自分は、ぼーっと同じところにとどまっていたいと思うのですけどね。でも否応なく世界も自分も移り変わっていく。その中にあって、変わらないものを見極め普遍性の中に立つことを鍛えられているような気がします。