シリウス 魂の道の守護者
最近、木星、もうすぐ最接近する火星、そしてシリウスと、明るく個性的な星々を一度に見ることができる。
わたしは最近、シリウスの青が気になっているのだけれど、古代の文献には「赤い星」とされている記述が複数あるそうだ。その理由は分からないらしい。
地平線に近いところにあると、様々な色に変化するシリウスを見ることができるが、これはレイリー散乱という現象だそう。
シリウスについて調べていると、いくつか気になる記述がある。
・シリウス、アークトゥルス、アルデバランは1800年で0.5度(満月の大きさ)ぐらい移動している
・シリウスは、太陽に近づいていて、今後6万年のうちに明るさを増す。しかし、その後、遠ざかっていき、暗くなるが、今後21万年間の間は全天で一番明るい星である
長い時間をかけた、星の動き。
秘教占星学では、大熊座の北斗七星、牡牛座のプレアデス、そしてこのシリウスが重要な星々となっているので、何か意味があるのだろうかと考えたくなるが、知る由もない。
せいぜい、神話を調べてみようかと思うが、まず、チェロキー族の話が心に響いた。
赤い星であるアンタレスとともに書かれているのが興味深いです。
それから神話で犬というと、ケルベロスを思い出してしまいます。
シリウスの神話と言えばドゴン族ですが、この本はかなり高値(;^ω^)
『青い狐―ドゴンの宇宙哲学』(せりか書房)
シリウスは各地で犬と関連付けられるそうですが、このタイトルも犬ではないけれど、犬に近い「狐」が入ってます。中国ではシリウスは「天狼星」です。そもそもおおいぬ座の星ではあるのですが、どうして犬、狐、狼に関係しているのか?という疑問もわいてきます。
「人類にとって最古の家畜である犬は、シンボルとしてはまず忠実と警戒心をあらわし、冥界の入口の番犬とされたり、来世の道案内としてしばしば死者とともに葬られたりした。犬にはまた霊を見る力がある、と信じられ、目に見えない危険を知らせるといわれた・・・」
『世界シンボル事典』(八坂書房)より
他にも北欧神話、中国、アステカ文明などでどのように見られていたかという解説もある。道案内、番犬的な意味は世界に共通しているようだ。
(つづくかも)
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