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星々と木々 太陽とトネリコ
太陽とトネリコ
『星々と木々』の集中ゼミ、今日が最終回でした。
最後は真打登場ということなのか、太陽がテーマ。
太陽って、太陽系の中心でもあり、人間の体では心臓で、うん、わかりやすい!という印象ですが、そんな表面的な話ではないわけです。当然のことながら。
トネリコは、うちの周囲にはないのですが、近縁のアオダモがあります。羽状複葉が4方向に十字についているので、小さな幼木でも、はっと目を引く形をしています。
トネリコも同様で、本の中では触れられていないですが、4という数字も太陽と関連する数なので、その形態からも太陽的と言えるのかなと思いました。
人間の心臓と同様、土星と違って周辺を閉じることなく、周辺に開かれているところが、太陽的なトネリコの様子に見ることができます。
心臓が閉じこもりがちだったら、生命は持続しないわけで、心臓から自我を担う血液が出ていき、そして戻ってくるという、常に周囲とかかわりながら、全身に生命力を送り出し、循環させています。
様々な角度から、トネリコに現れた太陽の質を見ていきました。
7天体と7つの樹木を見てきて、一つ一つ増えていくごとに、比較しながらの考察もでき、深まっていったなと思います。
皆さんのシェアと疑問をその場に出しながら進めていくことで、一方的なレクチャーでは得られない知恵が出現し、とても豊かなクラスとなりました。
最後に、あとがきの言葉をご紹介したいと思います。
「ゲーテ科学を学んでいくと、人間も含めた自然界がひとつの有機体であること、すなわち、すべてが繋がりあい、生きた存在であること、全体は単に部分の集まりに過ぎないのではなく、むしろ全体が部分を統括していることなどに気づくことができます。その具体的認識は私たちに喜びをもたらし、ひいては生きる力を与えてくれます」