高卒公務員のお話
あーすと申します。
前回は軽く私の自己紹介をしました。
今回は高卒公務員試験に関してお話ししたいと思います。
まず高卒公務員試験ってどういう試験?
高卒公務員試験とは、高校卒業程度の難易度である公務員採用試験のことです。
基本は高校を卒業・卒業見込みの人が対象で、受験資格に年齢制限が設けられていることが多いです。
(年齢制限の範囲は自治体ごとに異なりますが、多くは18~20・21歳)
受験する人も現役高校3年生と18~20歳の専門学生がほとんどですが、職種によっては、中卒でも受験資格があれば受験できる場合もあります。
(大卒試験でも受験資格があれば高卒・中卒で受けられることも…)
例として、国家一般職(高卒)の受験資格を紹介します。
(2)の部分は受験案内に詳しく書いてありますが、要約すると
・中学校卒業後2年以上5年未満の人で、(1)に該当しない人
・18歳未満で高認試験に合格し、18歳になった日の翌々日から2年が経過していない人
この辺りはご自身で受験案内等を見ていただいて、確認していただけたらと思います。
(この情報が間違っている可能性も0ではないので…)
高卒公務員試験を受験される方は、必ず受験案内を読んで、受験資格があるかどうか確認してくださいね。
公務員の種類について
話は変わりまして、ここからは公務員の種類について簡単にご紹介します。
具体例のところには、高卒公務員の例を載せています。
公務員は大きく分けて「国家公務員」と「地方公務員」の2種類に分けることができます。
1.国家公務員
1-1.国家公務員とは
国家公務員は国の機関で働く人たちのことを指します。
国の機関というのは、○○省、○○局、○○庁などの内閣の機関や、国会、裁判所を指します。(簡単に言うと、国の役所ってイメージです)
国の機関で働くので、当然給料は国から払われます。
一般的に言われる国家公務員は、真ん中の行政(内閣)に属する機関の職員で、人事院という機関が実施する試験を受けることになります。(一部例外あり)
行政(内閣)の採用試験はめちゃくちゃ倍率が高いというわけではないですが、立法(国会)と司法(裁判所)は話が別です。
申込者数1000人に対して最終合格者が数十人なんて普通にあります。
私はどちらも受けていないので、このくらいしか話せませんが…(笑)
国家公務員は「国」の職員なので、採用先によっては全国転勤、海外勤務に可能性も…(特に外〇省なんかは)
1-2.内閣に属する国家公務員
行政(内閣)に属する国家公務員はさらに3つに分けることができます。
それが国家総合職、国家一般職、国家専門職です。
自衛官、防衛省職員、大臣、国会議員、裁判官等は国家特別職という別の職種に分類されますが、今回は省きます。
国家総合職は俗に言う「官僚」のことです。
不夜城とも言われる霞が関の本府省で幹部・幹部候補として、政策立案や国会対応に当たります。
警察で耳にする「エリート警察官」は、この試験に合格して、警察庁に採用された人を指します。
噂では東大・京大卒の人が当たり前の世界なんだか…。
天才同士で出世競争するとか恐ろしい…。
国家一般職は名前の通り、一般職員のイメージです。
採用区分としては、大きく分けると行政職(事務職)、技術職の2つで、国家総合職(官僚)が策定した政策を実際に現場で執行していく立場になります。
また、国家一般職は採用先によって業務が大きく変わってきます。
分かりやすい例を紹介すると、行政職(事務職)は検察庁採用なら検察事務官、入管採用なら入国審査官といった感じです。
一般職は総合職と比べるとあまり出世できないとの噂があります。
私は試験を分けている時点で何となくは察しました。(笑)
もちろん、一般職でも成果を残せば出世できるのでしょうが、楽に出世したいのなら、総合職受けたほうがいいのかもしれませんね。
国家専門職は、採用先・職種が決まっている試験を指します。
大卒試験だと、航空管制官(国土交通省)、財務専門官(財務省)、外務省専門職員、食品衛生監視員(厚生労働省)などが挙げられます。
高卒試験だと、刑務官(法務省)、税務職員(財務省)、各大学校の学生(主に国土交通省)などが挙げられます。
総合職、一般職とは違い、専門スキルが求められる職種が多く、給料も若干高めに設定されています。
1-3.総合職、一般職の採用試験
国家総合職、国家一般職は採用試験を人事院が一括で行い、合格者を各省庁が選別して採用していくスタイルをとっています。
採用試験(人事院)の1次試験に合格すると、各省庁に行って、面接を受けて自分をアピールするというイベントがあります。
これが、官庁訪問です。
多くの省庁では、ここで受験者を選別して内々定を出します。
そして、採用試験(人事院)の2次試験に合格、つまり最終合格すると、各省庁は形式的な採用面接を行って、内定を出す。
という流れです。
内定・内々定をもらうことで、国家公務員として働くことができます。
つまり、これをもらえないと採用試験(人事院)に最終合格したのに働けない、いわゆる「採用漏れ」という事態が起こります。
なので、官庁訪問は採用試験以上に対策して出かけましょう…。
2.地方公務員
さてお次は、地方公務員のお話です。
国家公務員とは違って、各地方自治体の機関で働く人たちを指します。
給料は各自治体の予算から出ます。
地方公務員は国家公務員とは違って、自治体ごとの採用のため、基本的に転勤は少なく、あっても県内移動で済むことが多いようです。
私は地方公務員は1つしか受けてないので、細かいことはお話しできませんが、転勤が少ないことが影響しているのか、国家公務員よりも倍率が全体的に高い感じがします。
試験自体も、国家公務員よりも難しいことが多く、面接でも、「この自治体じゃなければいけない理由」を強く聞いてくるようです…。
小さな役場だと、縁故採用(コネ採用)がまだあるって噂をたまに聞きますが、流石にこのご時世でそんなことやっている役場はないと信じたいですね…。
以上、2つの公務員について超簡単に紹介しました。
気になる職種があれば、調べてみてください。
私が受験した試験について
最後に私が受験した採用試験についてお話ししようと思います。
前回の自己紹介でも書きましたが、私は全部で4職種の採用試験を受けました。
・国家一般職
・国家専門職A(内緒でお願いします)
・特別区職員
・刑務官
私は国家公務員を志望していたので、地方公務員は特別区だけで、刑務官は滑り止めとして受けました。
刑務官に限っては、内定頂いても行かないかなと受験後に思ったので、2次試験は受験せずに辞退しました。
次回から、自分がやった勉強法をまとめていこうと思います。
ついでに、国家一般職の採用試験について、もっと詳しく説明します。
お金稼ぎたいわけではなく、単純に自分の記録として書くので、有料記事にはしません。ご安心ください。(笑)
現役で部活しながら合格まで行けたので、少しはお役に立てば幸いです。
今回はこの辺で…。ありがとうございました。
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