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鬼滅の刃にみるIMPACT HERO、そしてコロナを乗り越えて創りたい未来

こんにちは、Earth Companyのドナー・リレーションズの下元です。

前回、私がnoteを書かせていただいたときは、紆余曲折の末、私がどのようにEarth Companyにたどり着き、私にとってここがどんな場所なのかという話を書きました。

今回は、2021年新たな幕開けに向け、仲間と共にどんな未来を創っていきたいのか、お話しさせていただきたいと思います。

社会現象だから…興味本位で映画館に行ったら大変なことになった

さて唐突ですが、今や日本経済を支える柱とさえ言われる「鬼滅の刃」の話です笑(※ほんの少しですが、映画のネタバレも含みますのでご了承ください)

今日(11/25)時点で、「アナと雪の女王」を抜き去り、映画の歴代興行収入第3位となって、社会現象となっている「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」。

私は、アニメやファンタジーがあまり好きではありません。特に少年漫画は無理。意味なく続く戦いとか、やたらカタカナ効果音が多く、ページをほぼそれで費やしているのとか耐えられません。

でも「鬼滅の刃」については、小6の息子から聞いてはいました。

コロナで緊急事態宣言が出された自粛中、友達から漫画を借りて夢中になっているのを横目に、時間もあるしちょっと読んでみるかと手にとってみました。「鬼退治というテーマこそ違えど、今までよく見てきたヒーローと悪者の戦いの話でしょ」と流し読みして終えました。

そして半年たった今、「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」が空前の大ヒットとなっていると知り、なんとなく気になりました。

気になる、というよりは気に触るという方が正確かもしれません。

社会現象といわれるものについてはとりあえずみてみる、という信念から、息子に内緒で一人映画館に向かいました。

そんな私なのに、なんと涙が止まりませんでした。開演30分からエンドロールまで。

いや、家に帰ってからも、込み上げてくるものを抑えられず、帰ってきた息子が心配してこんなやり取りが…

息子:「どうしたの?何があったの?!」
私:「れ、煉獄さんが。。。鬼殺隊はIMPACT HEROなんだよ。うううぅぅ」(泣き崩れる)
息子:「え、映画は僕と一緒に行く約束じゃなかったの?」(完全に状況を理解できず、意味不明状態)
私:「でもね、煉獄さんが身をもって教えてくれたことはね。。。」(さらに号泣)

一緒に映画に行く約束をしていた母が、その映画を先に一人で観てきて、しかも家に帰っても号泣している状況に、「???」状態の息子を前に私の涙は再びとまらなくなってしまったのでした。。。

「鬼滅の刃」に、IMPACT HEROの生き様をみた

なぜ、ここまで心に突き刺さったのか。

それは、この映画に、今年起きた未曾有の非常事態により浮き彫りになった、人間の脆さと強さを重ね合わせたからかもしれません。

脅威にさらされた時、人間は弱さに飲まれ鬼になる。

驚、怖、怒、悲、憎、疲といった感情をどこかにぶつけるしかなく、それらが向かう先は、リアルとネットでのいじめ、差別、バッシング、クレーム、煽り運転といった他への攻撃。

そうやって自分を守るしかない人たち。
また、攻撃はしないにしても無関心と諦めでしのぐ人たち。

そして、鬼との戦いの中で生きるのを絶つことを選んだ人たち。

一方で、そんな中だからこそ希望を持ち続け、人間愛を信じ、もがきながら前に進む強さを持ち合わせた人たち

もしかしたら、鬼になってしまった方が楽かもしれないのに。

すべては、先人の教えや願いをかけがえのない未来に繋ぐためだけに。

そして私にとっては、平和な未来のため、人々を鬼から守るために闘う鬼殺隊の姿は、Earth Companyが支援するアジア太平洋で命をかけて社会解決に挑むIMPACT HEROにも重なりました

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【写真】Earth Company が支援するIMPACT HEROの一人、キャシー・ジェトニルキジナー(マーシャル諸島)。気候変動問題と闘う社会起業家の一人

IMPACT HEROたちは、その人生のなかで想像を絶する不条理と、数え切れないほどの悲しみを経験しています。

でも、憎むべき対象はすぐそこにあったはずなのに、彼らは鬼にはならず、むしろ、その辛い経験を絶対に他の人にさせてはいけないと奮い立った人たちです。

こうした共通点に、私は物語で鬼殺隊が闘う姿にIMPACT HEROが闘う姿を重ねてしまい、涙が止まらなくなってしまったのでした。

そして、鬼殺隊の柱、煉獄杏寿郎の母が病床で託した言葉があります。

「弱き人を助けることは強く生まれた者の責務です。責任を持って果たさなければならない使命なのです。決して忘れることなきように」

鬼との熾烈な戦いの末、命が燃え尽きる寸前に煉獄はこの言葉を思い出し、残された力をふり絞ります。

「俺は俺の責務を全うする。ここにいるものは誰も死なせない。」

この言葉も、IMPACT HEROたちが持ちつづけている「誰一人取り残さない」という信念に通じます。

そんな思いで闘う人たちに心を寄せると、私の涙はまた止まらなくなってしまうのです。。。

今は亡き、大切な人たちから託されたものを未来へ

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これは個人的なことですが、煉獄杏寿郎の母の言葉がこれほどまで胸に突き刺さるのは、これまで私に起きた大切な人たちとの別れに際し、彼らから託された願いを自分はちゃんと実現できているのか、という自戒の念が心に刺さったのかもしれません(詳しくは前回のnoteをご覧ください)。

彼らは生きたいと強く願いながら、この世を去って行きました。

誰もがその存在を尊重され、夢に向かえる未来を描いていました。

前回のnoteを自分でも読み返すと、そんな彼らの想いに応えている、と胸を張っているその時の自分と比べて、不甲斐なくなりました。。。

今年、コロナという自由を制限される日々の中で余裕を失い、時として私の中にも鬼が現れ、見失いそうになったことが多々ありました

強くあり続けることなんてできない、どうせ何も変わらない、と投げ出しそうになったこともありました。

そんな時、必ず手をとってくれたのは、他でもないEarth Companyの仲間たち、そして子供たちでした。

そして私なりに、煉獄杏寿郎風にいえば「心を燃やし」、今の自分にできることは何かを考え、Earth Companyに加え、息子の通う小学校にも範囲を広げ、自分でできることを行動に移すことにしました。

コロナを理由に何事も諦めるしかない、とすり込まれてしまったこの世代の子供達に寄り添い、制限の中でも必ずできることはあるのだと信じて欲しいと同志のママ友たちと色々仕掛けています

投げ出しそうになっても諦められない「未来」

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誰もが 自由に 生まれもったものを最大限に活かし 
地球という惑星に生まれて来れたことを心から喜び 
ともにここにいられる幸せを感じられる未来

これが、私が2021年から仲間たちと一緒に創りたい未来です。

鬼滅の刃の大ヒットは、コロナ禍で自分の中に生まれてしまった鬼を斬り、誰もが安心し、お互いの存在を喜べるような未来を何よりも願っているからではないだろうか、と強く思います。

コロナ以前の世界に戻れなくとも、それを超える未来を創っていく。
つながろう、次世代につなぐ未来のために。

このテーマ、まだまだここだけでは語りつくせないと思っています。そこで!!!

12/12(土) 21:00から、今回のテーマについて皆さんと語り合う会を企画しました。

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どのような形式で行うか、まだ未定なのですが、興味のある方はぜひ「スキ♡」をポチっと押してください!

多くの方にポチっとしていただけたら、みなさまに楽しんでいただけるように企画したいと思います!

【12/4追記】

このオンラインイベントを、みなさんと語り合えるzoomで開催することにいたしました!

興味のある方は、ぜひこちらからお申込みください!

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★開催にあたり、「鬼滅の刃」とIMPACT HEROの関係性について、もう少し考察してみました!こちらもどうぞ!


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