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「情報」に振り回されて、自分のからだの悲鳴に気づいていないだけではありませんか?
「食べること」が苦行に
一昨年、ダイエットを始めた私は最初に食事制限から始めました。
もう二度とリバウンドをしたくなかった私は、本やネットやYouTubefで調べて、過度な糖質制限はいけない、3食食べた方がいい、という情報を得てそれを徹底し、それまで一日一食歌詞パン一個といった悲惨な食生活から、タンパク質多め、野菜も彩りよく、炭水化物も適度に食べるという生活に切り替えました。
初期は過度な運動(毎日7時間以上)をしていたのですが、3食を食べるとものすごく胃がもたれて苦しいのです。
3食食べることになれていないので、なれるまでの間かな?などと思って、量を減らしたり食べる時間をずらしたりしても、「空腹」を感じれなくなりました。
空腹感が全くないのに、時間が来たから食事をするという、健康的なのか不健康なのかわかないまま半年ほどその生活を続けました。
半年ほどで、体重は15キロほど減っていました。
けれど、「食べること」は私にはもはや苦行になっていました。
腸活
ダイエット開始から、私は腸活もしていました。
具体的には、水溶性食物繊維、ヨーグルト、甘酒、味噌などの発酵食品を毎食バランスよく摂取するといったものです。
また、腸によいと言われるマッサージやストレッチも毎日行っていました。
しかし、私の悩みは解決しませんでした。
もとから、私はどちらかというとお通じがきちんとある、というか、お腹が弱い方だったのです。
むしろお手洗いに行く回数を減らすために腸活をはじめたのですが、お腹の調子は悪くなる一方でした。
医師にも相談し、整腸剤など処方してもらっても良くならず…
基本的に在宅で過ごすことの多い生活でしたから対処出来ましたが、外出先など急にお腹が痛くなったときは、どうしようと脂汗をかく場面もありました。
自分にあった腸活ってなんだろう…
調べて、調べて、あることに気がつきました。
朝食を食べると必ず下痢をする
汚いお話ですが、私は昔から朝食を食べると下痢をするタチでした。
以前は普通に勤めていたので通勤時にお腹が痛くならないように、朝食を食べることをやめていたことを思い出しました。
空腹時の筋トレは筋肉を減らしてダイエットによくないという情報が多く、それに流されていましたが、私の体質では「朝食を食べると下痢をする」のだと分かってきました。
毎朝、水を飲んでから空腹状態で軽いヨガやストレッチをする。
その後ウォーキングを行う。
このどちらかのタイミングで普通にお通じがくるようになりました。
今はまれに、刺激物が多いものを食べた翌日や、風邪など引いたとき、お腹を壊すことはありますが、それ以外は気持ちいい「お便り」があります。
16時間断食
私がダイエットを始めた頃、よく聞かれるようになっていた食餌療法だと思います。
私は最初は3食食べることに拘っていましたが、朝食を食べるとお腹を壊すことを理解したので、こちらを取り入れることにしました。
また、この方法はアレルギーや更年期にもよい食餌方法ともあり、アレルギー体質、年齢的に更年期を意識し始めた私にぴったりだと思いました。
毎日、12時頃に第一食を食べて、18時から19時の間に第2食を食べるようにしました。
しかし、これは結構やり始めに、「私には向いていないかも…」と思う事態がありました。
私は22時頃には休むようにしているのですが、18時から19時くらいに食事をすると、22時にはまだお腹が減っておらず、なんだか張っていて苦しいのです。
また、これはどなたにも当てはまることではないのでしょうが、私は長年不眠症で睡眠薬を処方されているのですが、お腹が張った状態で服用してもお薬が効かず眠れない日が続きました。
それで、第1食を10時頃に、第2食を15時頃へと変えたのですが、朝の10時は、仕事や買い物、家事などをする時間に充てていたので、生活サイクルが乱れました。
そうして、午前10時は私のからだにとって、「朝」なのか、お腹を壊すことが増えてきました。
一日一食
色々な本を読み、ネットやYouTubeで調べて、十分危険性を分かった上で、10キロ増量後のダイエットではじめたのは、「一日一食」でした。
そして、これも自分で色々試して、私が行っているのは「一日一快食」に近いものだと思います。
一日一食好きな物を好きなだけ食べているのかと言われると微妙ではあるのですが、少なくともここでの食事は「腹八分」ではなくて、「腹十分」、しっかり満腹まで食べています。
ここでも、私自身が揚げ物を好まない、特別甘い物につよい関心がないので、そういう物は自然と避けてはいますが、精製された小麦粉で作られたパン、パスタなどは普通に食べました。
野菜はもともと好きなので野菜多めではあります。
あと、野菜から最初に食べることも意識しています。
13時頃に食事をはじめ、だいたい30分くらいかけて食べ終わります。
6月上旬からはじめたダイエットで、7月10日頃には体重はリバウンドした60キロから、4キロ減の56キロになっていました。
もちろん、これは運動を組み合わせた結果ですので、一日一食で必ず痩せるという訳ではありません。
自分の体質にあった食生活を見つける
なんだか意味がわかなくなった方も多いと思います。
実際、「科学的にエビデンスのあるダイエットで健康的に痩せよう」と思って様々なダイエットを行った私も、この情報を多さに振り回されました。
①一日三食が体質にあうのならそれを続けて下さい
②16時間断食が体質にあうのならそれを続けて下さい
③一日一食が体質にあうのならそれを続けてください
私のようにお腹が弱くて朝食を食べるとお腹を壊してしまうひともいらっしゃれば、朝食を食べないと力がわかないという方もいらっしゃるでしょう。
私たちのからだは大量生産の既製品でないのですから、それぞれの体質にあった食生活があると思うのです。
ただし、これも私自身の経験でしか語れないのですが、やはり、継続できるレベルの運動は確実にダイエット効果を上げると思います。