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名もなく消えていくもの #シロクマ文芸部

紅葉鳥のような
目で君のことを
見つめていたよ

深まる秋燃える
山の麓でひとり
君を待っている

鳴き声は君には
きっと届かない

ひとり君を想い
切なく待っても

秋の終わるとき
恋も消え去るよ

そう言い聞かせ
まだ君を呼んで
しまうんだ僕は


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