たとえばその愛がいつも君を裏切ってばかりだとしても
今週の日曜日、もしかしたら少し家によるかも知れないという事だったが、多分なし。
「いきなりそんなことを言って私が断るとは考えなかったの」
「全く想像もしなかった」
心底驚いたように北が言った。
まあ断ることは生涯ないだろうけどさ。
どうしてもKindle本が読めず、朝納戸の片付けで発掘した古い小説ばかり読む。
来月発売予定の本の原稿を書くたびにこの調子では困るけれど。
発掘した小説は5冊ばかりあるし、この作家には鈴木雄大が似合う。
愛なんて信じないから、ただ、今そばにいろ。
言わないけれど。