1懐かしの熊野古道
(2022年10月21日改稿)
2005年にやったスペイン巡礼の記憶を掘り起こしてまとめた。「スペイン巡礼2005(カミーノ・フランシス編)」として。
4トラベルにおくさんという巡礼者がこのスペイン巡礼の旅を綴っているのが刺激となった。彼は2015年に退職してから毎年のようにスペイン巡礼の旅をやっていた。あいにくコロナで国際移動が不可能になってこの数年は日本に足止めされてしまったという。コメントを入れたら来年2023年あたりを狙っているそうだ。でもウクライナ紛争がだんだん深刻化していて、ヨーロッパはエネルギー不足、高騰、10%超のインフレが起こり、加えて円安。ちょっと厳しいかなと思っている。
4トラベルには、彼が友人と行った熊野古道の旅も記されていて思い出した。そうだぼくも行ったんだと。
キッカケは、友人の勧めだった。ちょっと変わった人で、2001年にネパールで会った。テラバーダのお坊さんになっていた。もう何年も日本には帰っていないと言っていた。彼が当時持っていた60リットルのバックパックを背負って、日本にいたとき熊野古道を歩いたのだが、とても良かったと言っていた。
ルートは、
・小辺路と呼ばれる高野山から熊野本宮大社へ
・熊野本宮大社から小船で川を下って新宮にある熊野速玉大社
・熊野速玉大社から熊野那智大社
・熊野那智大社から熊野本宮大社に裏道を抜けて
・中辺路と呼ばれる熊野本宮大社から滝尻王子まで
スペイン巡礼と比べれば比較的距離が短かく、道中は完全一人旅だったせいか、熊野古道の旅は比較的記憶に残っている。それはぼくの2回目のスペイン巡礼の後に行われた。だから2008年ではなかっただろうか。自信はないが。
2回目のスペイン巡礼で使ったカリマーの30リットル・バックパックを熊野古道の旅でも使った。容量が小さいため、どちらかと言えばたくさんの防寒具や衣類のいらない夏向きだ。
熊野古道は、2004年に世界遺産に指定されたばかりで小辺路、中辺路を歩く巡礼者はいなかった。この巡礼の最後の日だったか、熊野の聖域と俗界を結ぶ滝尻王子で山中をハイキングをしている人に何人か出会った程度である。
やはり日本の巡礼路とは、四国88ヶ所札所なのだろう。
この熊野古道の旅では、もちろん巡礼者証明書などはなく、旅の記録や写真も一切ないので、最近まで書いていたぼくのスペイン巡礼記のように、ネットなどから古道情報を拾いながら書き進めようと思っている。
果たしてどこまで思い出せるだろうか💦
つづく