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ウィキペディア地獄の一丁目(特筆性 2)


実は曇天のほうが太陽光の反射がなくて透明感が際立ちます。
(from WIKMEDIA COMMONS)
URL : https://commons.wikimedia.org/wiki/File:JPN_Monet_pond3.jpg

厳しいご指導 😅 特筆性って何でつか?

最初見たらビックリ!!

これからどうする?

この警告は『著作権侵害』の警告だったはずなのですが、ノートのページでは、著作権より『特筆性』について、厳しいご指導がいくつかありました。
『地元の新聞に何度か載る程度、観光客が連休で最大数千人程度の観光スポットなら、日本全国どこにでもある有象無象の観光スポットのひとつに過ぎません。』
とか
『「特筆性・著名性なし」「百科事典的な記事に成長する見込みなし」』
とか
『ただの池で「酷似」というのはひどい誇大広告ですね。』
とか
『高知には(オリジナル以外では)世界で唯一クロード・モネ財団から公式に認められた(もちろん睡蓮の池もある)「モネの庭」があるんですが…。』
とか、まあ散々たる言われようでした。
で、私も馬鹿ではないので逆上して感情のままに反論するのはやめました。
「ここは、冷静に現状分析をする所から始めよう。」と考えました。
分析した結果、
「これらの指摘は、記事を読んだだけで何ら調査分析をしていないのではないか?」
という結論に至りました。
「連休で数千人の観光スポットはどこにでもあります。」とありますが、年間の観光客が80万人のイグアスの滝は800,000人 ÷ 365日 = 2,192人/日です。イグアスの滝ですら観光スポットに過ぎず記事には出来ないの?って話になります。
「特筆性・著名性なし」って誰がどういう基準で決めたの?それってあなたの感想ですよね?」ってことです。
「ひどい誇大広告」って、観光ガイドとかには既にその様な表現がされてますが…
東海地区でしか発売されていないから、読まずに書いてるんじゃないの?
『「モネの庭」があるんですが』って、そんなことも調べずに記事を書いたと思ってるの?
と感じました。

戦略を立てる

そこでこんな風に考えました。

  1. 相手は私より Wikipedia の経験値が高く、当然私よりルールも作法も熟知している。

  2. しかし指導内容を読む限り、データに基づいて指摘をしているわけでは無さそう。

  3. 結構、感情的になっているんじゃないか?

  4. それとも、この手の「全国的には有名でない場所の記事」を削除するテンプレートか?

  5. ここの住人は頭が良いと思われる。

私なりにご指摘を分析した結果です。

彼を知り彼を知れば百戦殆からず

まずは、ルールを調べることが重要だと考えました。『特筆性』という単語をターゲットにして、基本原則とされる『Wikipedia:五本の柱』を手始めに、読みたくなかった長編作品の『Wikipedia:独立記事作成の目安』『Wikipedia:検証可能性』『Wikipedia:独自研究は載せない』『Wikipedia:ウィキペディアは何ではないか』を読み込みました。
特筆性とは以下の条件に適合していれば良いと言うことがわかりました。(実は理解の程度が甘く、後々別の問題を起こすのですが…それは後日😀)

  • 真実かどうかは問題ではなく、後から検証できるかどうかが重要。

  • 検証できるように、記事を書くにあたって参照した資料を必ず詳しく明記すること。

  • 自分の感情は一切入れてはいけない。

  • 「一次資料」ではなく「二次資料」に基づいて書かないといけない。

  • 信頼できる資料を使わなければならない。しかし、信頼とは記事ごとに一定の振れ幅があるらしい。

結構衝撃的なのですが、「真実で無くても後から検証できればそれで良し!」と読めてしまうのですが、嘘の記事を書くためには嘘の資料が必要なわけで、嘘の資料を捏造するには相当な費用と労力がかかる上に、
後でチェックするから嘘の記事書いてもすぐにバレるよ!
と解釈するのが正解です。
検証可能な資料は、新聞とか雑誌のコピーを入手済(図書館に感謝)みなので、参照した資料を詳しく明記するのは問題なしです。
酷似」って表現は自分の感情が入っていたかもしれない?
一次資料と言われても、モネの池そのものが一次資料であって強いて言えばモネの池の写真が一次資料に近いかもしれないが、他の観光地の記事でも現地の写真は使っているので写真を使うのは OK らしい。
ということは新聞や雑誌や新聞社や出版社等のオンライン記事は二次資料に該当するといえる。
信頼できるという言葉には、どうも一定の振れ幅があり記事の内容によって揺らぐ。
今でもこの解釈正しいと考えています。

己を知り己を知れば百戦殆からず

モネの池についての情報をかき集めることと、モネの池の写真を沢山撮影することに時間を使いました。県立図書館にはほとんどの全国紙と地元の中日新聞と岐阜新聞が保管され閲覧およびコピーが可能でしたので、せっせと記事をコピーしました。
季節は5月なので観光シーズンです。タウン情報誌や観光情報誌にはモネの記事が出るわ出るわで、図書館には置いていない情報誌は泣く泣く自腹購入しました。数が多かったので痛い出費でした。
モネの池は同一県内ですが、自宅から1時間くらいかかります。しかし、情報収集と写真撮影(iPhone 6使用ですが何か?)のために結構な頻度で通いました。
モネの池に行くと、こんな感じで写真愛好者がバスツアーで大挙して押しかけて写真撮影を楽しんでいることも、しょっちゅうありました。(どう見たって特筆性ありじゃん😀)
皆さん三脚立てて一眼レフでバシバシ撮影されているのを見て「かっこいいなぁ…俺もやりたい!」って感じてしまい、「カメラ買いたい病」に罹患してしまいました😅

ツアーで撮影に来ている写真愛好家の方々
(from WIKIMEDIA COMMONS)
URL : https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Amateur_photographer_at_Monet%27s_pond.jpg

そんなこんなで資料は結構集めることが出来ました。
写真愛好家の方にヒアリングしたところ、「風景写真」という雑誌にこの池が掲載され年間グランプリを取った事が分かりました。貴重な情報をゲットすることが出来ました。

戦術会議開催

準備も揃ったので、脳内戦術会議を開催しました。
会議で決まったことは

  • 引き続き情報を収集する。特に「風景写真」については深掘りが必要。

  • 集めた資料にもとづき記事のアップデートを精力的に行う。

  • 少々厳しい「指導」であるが、丁寧に言葉を選んで慇懃無礼なくらいにへりくだって弁明をする。

  • 弁明はあくまでも冷静に、いつものように簡単に「ブチギレ」無いこと。

  • SNSでもっと雑多な情報を集める。

  • なるべく客観的な数値化されたデータを準備する。

  • 新規の指摘は基本即答しない。熟考し論理に破綻の無い回答を準備する。

と言ったことが決まりました。

いざ!!

またまた、想定よりも長文になってしまったので、以降は次の記事に繰り越します。
次の記事も読んでいただけると幸いです。
ありがとうございました。

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