小説「大学生の日常」2
ある人との出会い
夕方になり、もうそろそろ上がる時間になった。
あと5分。
時計をちらちら見ながら、このまま注文もなく、時間ぴったりに帰りたいなと思っていた時、
ピーンポーンと音が鳴った。
マジか、と思いながらも、仕事なので、笑顔でお客さんの席に向かう。
「ご注文お伺いします。」
「オムライスとアイスコーヒーをください。」
「オムライスお一つと、アイスコーヒーお一つですね。ご注文は以上でよろしいですか。」
「はい。」
「かしこまりました。失礼します。」
お客さんは、感じの良い