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学生が始める学食のロス削減   ー環境省✖️TABETE “ No Food Loss!” Youth Action Projectの参加を通して学んだこと⑤学長面談編ー

12月11日(金)、聖心女子大学の高祖敏明学長と面談する機会をいただきました。
エコキャンパス化に取り組む上で、最終的に大学の協力が得られなければフードロスゼロの実現はできません。また、プロジェクトを進める上でいくつか課題にも直面していたため、気候変動や環境問題へ積極的に取り組まれている高祖学長に直接ご相談させていただくことになりました。

1.学長面談の目的

高祖学長と直接お話させていただくことの目的は
大学側からフードロスゼロの実現に向けた協力を得ることです。

2.お話した内容

お話した内容は主にこの3点。

①聖心女子大学がフードロス削減に取り組むべき理由
②プロジェクトの進捗状況
③課題の共有

①聖心女子大学がフードロス削減に取り組むべき理由
聖心女子大学は2020年5月20日、日本の女子大としては初となる「気候非常事態宣言」を表明しました。これは、将来世代のために気候変動に適応し、その影響を緩和することを⽬的としており、食やゴミなどのキャンパス・ライフにおけるアクションなども盛りこまれています。
一方大学の現状はというと、大学から出る食品廃棄物の総量は9.2t(2018年度)と非常に多いこともわかりました。

これらの現状を踏まえ、気候非常事態宣言を表明する大学としてフードロス問題へ早急に取り組むみ、具体的なアクションを起こすべきではないかとお伝えしました。

気候非常事態宣言の詳しい内容はこちらから↓


②プロジェクトの進捗状況
これまでに行ったゴミ調査の結果と、そこから見えた「ご飯の量を調節しないために食べ残しが出てしまう」という課題について今後どのような方向性で進めていこうと考えているのかをシェアさせていただきました。

特に食品廃棄物は利用者の意識が変われば大きく改善に踏み出せる問題であるため、
テーブルの上に食べ残さないようにしようと思ってもらえるポップをおきたいという案については「その通りですね」「私もご飯の量は自分から言うようにしています」と共感していただきました。

③課題の共有
食べ残しに関しては、引き続き利用者の意識改革・行動変容を促す施策を行っていく一方で、食品サンプルと調理中の野菜クズに関してはシステム自体を変える必要があります
より具体的なアクションに移行していく上では、やはり学生の力だけでは実現が難しい場面も出てきます。

例えば、
・食品サンプルにはモニターや撮影機材、野菜クズにはコンポストを導入するための費用がかかる
・大学のどの方に具体的な相談をすれば良いのかわからない など。

また、それぞれの課題ごとに大学のどの方にご相談すれば良いかなどの具体的なアドバイスもいただき、今後の進むべき方向が見えたとても貴重な機会となりました。

3.学長からのお言葉

以上のお話を経て、高祖学長からは

気候変動へのアクションは線香花火のように一時的なもので終わらせるのではなく、継続が最も大切であること
・聖心女子大学は2023年の創立75周年に向けて、「学生主体の大学」「エコキャンパス化」を掲げる予定であること
などのお話をいただきました。
学生が主体となって気候変動に対するアクションを起こすことに応援のお言葉をいただけたことで、モチベーションアップにもつながりました。

高祖学長、貴重なお時間を取っていただきありがとうございました。

さあこれから、大学の様々な方との話し合いを進め、具体的なアクションに移っていきます!

施策実施編へ続く…




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