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誰かの力を借りてみる


今年も色々本を読みました。

それぞれ想い入れがあり、あれこれ勝手にオススメしたくなるのですが、

年末だからこそ、来年はどんな自分になりたいか妄想する機会が多くなると思うので、

そんなとき、ヒントになりそうな本を一冊ご紹介。


「どうやる?」って実は難しい


やりたいことを実現したいと願うとき、まず、どうやるか考えませんか?


でも願いを前にして、自分にはどうせ無理、とか、あの人だったらできるけど自分にはスキルも才能もない、といつの間にか考えていて結局動き出せなかったりする。


私も前はこればっかりでした。

まず「どうやる?」と考えると、それは難しそう、とか、やったことないからとか、できない理由がまず出てくるのは、人間の本能にもよる。って考えると少し楽になりませんか?

何か新しいことに取り組むのは、脳にとって負荷がかなり高いことで、何も変えずにいまの状態を維持したほうが、当然楽なわけです。

それは、脳内物質でいう、ホメオスタシス(恒常性維持機能)が働くから。

だから、新しいことではなく、コンフォートゾーンの現状維持はしやすくて、叶えたいけれどやったことがない新しい挑戦は、なかなか行動に移せなかったりする。

「誰とやる?」に変えてみる


そんなんとき、まず「どうやる?」をやめてみるのはどうでしょう?

そんな問いかけをしてくれるのが、

「どうやるか」ではなく「誰とやるか」という本
WHO NOT HOW


この本では、
「これを達成するのを助けてくれるのは誰か」という、そもそもの問いを変えてみましょうと、問いかけてきます。


叶えたいこと全てにこの問いかけをしたら、どうなるでしょう?


これまで先延ばしにしていたことにこの問いかけをしたら、どうなる?


誰かは自分に見えていない視点を持っていて、あなたの夢をもっと大きく膨らませることもできる。

自分で全てをやろうとするのではなく、自分は自分にできることに集中して、できないところはできる人にやっってもらう、そうやって物事を進めていくとひとりでは辿り着きにくいところまで行くことができる、と。


もれなくついてくる「いつやる?」


そして誰かと何かをするならば、「いつやる?」は必ず決めるから、自然と行動することになり、その結果未来が変わります。

明日の会議だって、1週間後のランチの約束だって、日時を決めるから、次の行動が決まる。

それは、こうなりたいと願う理想や夢も同じことで、

やりたいと思ってもなかなか進めないとき、最初の一歩として、思い描いている願望をまずは書き出してみて。

なぜなら、自分でそれを確かめると同時に、誰かにも伝えられるようにするためだったりするからです。

何をやりたいか、それをくっきりと言葉にして伝えることができれば、世界には様々な才能とスキルをもった数えきれないほどの人がいて、

人はそのビジョンに共感すると、自分も何かできたらと、その人自身の願いやモチベーションと共に動き出すのです。

まずは、大きなビジョンじゃなくて大丈夫。

明日これをやりたい、とか1年後にこうなっていたいとか、出てきた願望を誰かに伝えてみるところから始めてみませんか。

誰もが誰かの欠かせない存在


この本を読んだ頃にちょうど、尊敬する同僚が退職することを知り、その存在の大きさに心にぽっかり穴が空いたような寂しさを感じると同時に、尊敬する人と働くことが、大事なモチベーションだと改めて気づきました。

誰と働きたいか、いつでも選択肢は自分にあると問われているし、だから自分で選べる。

あらゆる「誰か」との人間関係において、他の人の「誰か」になってもらうことも、自分が「誰か」になることも、どちらもある。

すべての人が何かを成したいときに欠かすことのできない存在で、その時、「誰か」と「誰か」の間には愛情と尊敬がある。

とも、この本は伝えてくれています。


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