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タイの Grab 事情がわからない

コロナ禍 & 円安が相まって、ここ 3 年ほどタイに行っていない。
Grab というのは配車アプリで、タイほかベトナムやシンガポールなどの東南アジアで大人気のアプリ (らしい) だ。

初めてタイに行ったときはひとりだったので、ネットで 「Grab が便利!」 という記事を見て早速使ってみることにした。
私は基本的にタクシーを使わない。が、Grab を使ってみると確かにめちゃくちゃ便利だった。

プーケットはタクシー マフィア (何それ?) が牛耳っているため、1 ~ 2 km の距離でも 300 バーツ (現在 1,200 円ほど) とか吹っかけてくる。
Grab タクシーで頼んだら、プーケットで相場とされている価格より 300 バーツほど安かった。


それからというもの、近距離では気軽に Grab を呼ぶし、バンコク → アユタヤのときも呼んだ。電車で行けば数十円で行けるのも体験済みなのだけれど、多分パートナーはあのすし詰めの電車で行くことを嫌がるだろう。

確かひとり 2,000 円までしなかったと思う。というか帰りはどうやって帰ったのか覚えていない😳😳

バンコク・プーケット・チェンマイ、など主要な都市では問題なく Grab を捕まえることができたし、特にトラブルに見舞われたこともなかった。Grab food は結構使った😋😋


今回、私はカンチャナブリからアンパワーに行きたいのである。
どちらもバンコクから西側にあり、バンコクの南バスターミナル (サイ タイ マイ) からカンチャナブリ、またはアンパワー行きのロットゥー (バン) が出ていることは知っている。

しかしカンチャナブリ → バンコク → アンパワーと移動すると、「>」 を描くように移動することとなり、無駄な時間が生じる。
交通費は 2 本のロットゥーを利用したとて、おそらくひとり 1,000 円いくかいかないかだろう。

しかし、多分最短で 4 時間かかる。カンチャナブリからバンコクにバスが着く時間と、バンコクからアンパワーに出発する時間が空いていたら、もっとかかることになる。

カンチャナブリからアンパワーまで直接行けば、1 時間半で済むのだ。


ネットでカンチャナブリからアンパワー (または近くのメークロンでも良い) までの行き方を調べてみても情報は少なく、yahoo などの質問サイトでの回答を見られたのが精一杯だった。

「バスと電車を乗り継いで行けるが、タイ語ができないとまず無理」 という回答を 2 件ほど見て自力で行くことは諦めた。

先日 Google maps で確認してみたけれど、確かに上記の回答が正しいように思えた。

カンチャナブリもメークロンも、鉄道の駅がある。
しかしこれの接続が電車の乗り換えだけではできそうにない。
バスも乗り継いでやっと着けるのだと思うけれど、そんな場所で多言語対応しているとは思わないし、少なくともタイのアルファベット (コーカイ) が読める、または道案内してもらうだけのタイ語会話力が必要なのだろうと思う。

しかし、カンチャナブリもアンパワーも諦められないし、連続した日にスケジュールを組まなければ、バンコクに戻ることが確定となる。
だから 「まぁ何とかなるかな (なって欲しい)😄」 と思ってカンチャナブリの次の日にアンパワーの宿を取った。

何とかならなくてもアンパワーのホテル代が無駄になるだけで済むはずだし。


旅行にあたり、バンコク中心部の乗換案内アプリや Grab を再度ダウンロードしてみた。
確か昔は Grab って 「現地 (その国) にいない」 と何もできない (ルート検索自体ができない) ように思っていたのだけれど、今は日本からでも価格を調べることができるし、予約もできるようになっていた!!😆😆

どうやら 1 週間前からしか予約はできないようだが、早朝 (7:30) からカンチャナブリの観光地に連れていってもらえるように 1 台、カンチャナブリ → アンパワーまでを 1 台予約してみた。

しかしこれも 「予約の予約」 という感じで、ドライバーが見つかるまでは確定ではないっぽい。
そして予約してから 24 時間経過したが、今もドライバーは見つかっていない。


一体どのくらいこの 「予約」 システムを信頼していいのか (確実に配車されるのか) よく分らないので、一応最悪のケースを想定してバンコクに戻ってからアンパワーに出発するスケジュールも組んでいる。
そうするとカンチャナブリの一部の観光を諦めなければならないけれど。もしくはアンパワーのホタルか。

私はアンパワーにはいちど行っているので、諦めるならアンパワーの方かな……。ミスってナイト マーケットがない日に行くことにしてしまったし😬
でもいちど行ったら気に入ったのだ。TOP 画像はアンパワーの蛍クルーズのときの写真だと思うが、バンコクより静かでこぢんまりとして落ち着く場所だった。


カンチャナブリに住んでいるドライバーが、アンパワーに夜に着いてもお客さんを乗せてカンチャナブリに帰れる確率は低いだろう。
バンコクには行く人も多いと思うけれど (ホタル鑑賞をしているとバンコク行きの最終バスに間に合わないため)、仮にバンコクまで行けたとして、それから 「夜」 にカンチャナブリに向かう人を捕まえるのは、かなり難しいのではないか……。

予約時点で 1,000 バーツを提示されているけれど、あれに往復料金は組み込まれていないだろうしなぁ……。
Grab での配車は価格が決まっているので安心だけれど、その反面交渉の余地もない。
だから 「少し上乗せするから行ってください🙏」 というのができないように思っている。


もし、カンチャナブリからアンパワーまで Grab で行けたなら報告しようと思う。


カンチャナブリは旧日本軍がしたことを思い知らされる場所であろうため、楽しい観光というわけにはいかないが、日本人として訪れるべき場所だろうと思っている。

第二次世界大戦の 「被害者」 としての日本というのは、ヒロシマ・ナガサキの件で大いに学んだと思うが、「加害者」 としての日本というのは (私が学んだ) 教科書はおろかガイド ブックにも 「さわり」 さえ記載されていない。

原爆を肯定することもないし、ヒロシマ・ナガサキの被害者には痛ましい気持ちにしかならないが、原爆が落とされたことによって終戦し、助かった命もまたあるのだ。


『オッペンハイマー』は最終的に日本で上映され、観た人も多い (私も観た) と思うが『レイルウェイ 運命の旅路』や『エンド・オブ・オール・ウォーズ』は日本で上映されもせず (DVD や配信で観ることは可能)、日本が何をしたかは知らされていない。

ヴィクトール・フランクルの『夜と霧』に書かれていたナチスのユダヤ人への扱いと、日本人が捕虜やアジア人労働者にした扱いが非常によく似ていると思った。
ガス室こそ作らなかったが、ガス室は大量殺戮のために作られた施設だ。合理的に、手っ取り早く多くのユダヤ人を〇す。

文献などを読んだわけではなく、ネットで見た情報だが一部の旧日本軍はかなりエグい〇し方を選んだ人もいたようだ。
もちろん、戦争であるから非人道的なことは各国色んな人が色んな方法でやっているだろう。
個人を責められるのか、という問題もある。

ただ、「捕虜は丁重に扱わねばならない」 というジュネーブ条約も無視していた点も大いに問題である。これが 「武士道」 に通じる理由かららしい。
武士道精神からくる 「降伏するくらいなら死を選ぶ」 ということで、降伏した捕虜は人の扱いを受けなかったようだ。


しかし、日本がしたことを日本で 「教えない」 という 「日本人の」 選択肢はいかがなものか。
「武士道精神」 というものが本当にあるのなら、過ちを潔く認めて公にし、謝罪するのが本来の 「武士道」 なのではないだろうか。

もちろん私たちに取り返しをつけることは不可能なわけだが、何をしたかを理解して反省しなければ、また同じようなことが起こるだろう。

「サムライ日本」 て何だよ、とちょっと思ってしまう。


少なくともカンチャナブリに行って何も知らずに嬉々として観光をすることは避けたいと思うのだ。


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↑ 上記までが日本を出発するまでに書いていたことで、結局カンチャナブリ → アンパワーは、どうにかなったとも言えるし、どうにもならなかったとも言える。

結果については今度ゆっくり書いてみようと思う。

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