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わたしなんか禁止な

お読みいただきありがとうございます。E AND I CREATIONSの遠藤です。
日本語教師の勉強をしていまして、日本語についてよく考えます。

「は」は主語じゃない?

「は」と「が」の違いについて、前日に少し触れましたが、
文法的に分類すると
「が」=格助詞=主体
「は」=取り立て助詞(係助詞ともいう)=主題

私は←「は」は【主題】に分類されます。主題ってなんだ?ですが、その場のコミュニケーションのトピックとかテーマです。

私は(私という人はこんな人です)〇〇です
この電車は(この電車について話します)〇〇駅が始発です。

話題にしたいことは「は」をつけます。「が」にも出来ますが、ニュアンスが変わります。主語に【焦点】が当たり、限定された言い方になります。もしも疑問視疑問文(何いつどこ誰etc)で聞かれた時は「〜が〇〇です」

そして新情報と旧情報という分類もあります。

むかし、むかし、あるところに、おじいさんとおばあさんありました。まいにち、おじいさん山へしば刈かりに、おばあさん川へ洗濯せんたくに行きました。

桃太郎の冒頭

物語の冒頭におじいさんとおばあさんが初登場したとき→「が」新情報
次に登場したときはもう知っているので→「は」旧情報

英語で言うとわかりやすい
a=新情報
the=旧情報

これ教えてくれていればちょっと冠詞もわかりやすくなったかも〜と思いました(余談)

なので「は」はトピックでわかっていることを話題にするとき主題として掲げるものなのです。そして、主題化する【取り立て助詞】仲間なのです。

取り立て助詞はたくさんある

「は」「も」「こそ」「さえ」「まで」「すら」「でも」「だって」「しか」「だけ」「のみ」「ばかり」「など」「くらい」「なんて」「なんか」「くらい」「など」などなど・・・これらを用いて主題化している日本人のなんて多いこと・・・。

それぞれ意味もあり(私をつけてみてみて)
<こそ=強調>
<だけ・ばかり・のみ=限定>
<でも・まで・さえ=極端な一例>
<しか・すら・きり=限定/否定と呼応>
<など・なんか・なんて・ぐらい=低い評価>

これも一部ですが、自然と使っているのですよ。これらを使って表現が豊かになっていくんですね。取り立て助詞のおかげです。

低い評価の取り立て助詞

など・なんか・なんて・ぐらい=低い評価

などもってのほかです
あいつなんか、どっかへ行ってしまえばいいんだ
彼氏なんていらないよ
彼女ぐらい作った方がいいよ

私も低い評価で自分のこと言っていた・・・「私なんて、私なんか」しかも積極的に使っていた 😨うううう😱  あなたはどうですか?積極的に使っていたら危ないですよ。是非ともいますぐ他の言葉に変えてほしい。

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神尾楓珠くんが主人公の莉子ちゃんにかけた名台詞

「金輪際、私なんか禁止な」

19分50秒ごろ

いやーん、これ言われたらズキューン😍です。神尾くんカックイイ〜

・・・そうですよ。「私なんか禁止な」ですよ。「私なんか禁止」をスローガンに自分で自分を低めないことを積極的にしましょう。

「私など・私なんか・私なんて」って言葉にしたとき「は!!」と気づいてください。「金輪際、私なんか禁止な」を心に響かせてください。

神尾楓珠くんファンです!


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