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「脳には妙なクセがある」

どうやったって、脳のクセからは逃れられない

逃れられるとしたら、


知ること

だよね。


アロマセラピーの科学的機序や、
女性の方がアロマを好むことも書かれています。

13歳という年齢も結構でてきて、
中学受験(本人の希望。私は、友達と外で遊んでいればいいと思ったけど、勉強するもあの時しかできないことだなぁ)
させてよかったなぁ〜。

他人の不幸は蜜の味
についても〜。

直感についても書いてあって、
あたることが多い。
あたることが多いので、
あえて

直感が働かない場合について

それは、数字

抜粋させていただきます。

この程度でしたら、単なる笑い話ですみますが、私は薬学部で仕事をしている関係で、医療検査法の信頼性についてしばしば考えさせられます。

例えば、1万人に1人の割合で感染する病気があったとしましょう。この病気は死に至る確率が高く、早期発見が必要です。そんな中、ある製薬会社が「信頼性99%」と言う高い検出力を誇る検査法を開発しました。もし、あなたがこの病気に感染していたら99%の検出力で陽性と出て、逆に間違って陽性と出るエラー率もわずか1%であると言うすぐれた試験法なのです。あなたは早速この検査を行ってみました。なんと「陽性」と出てしまった。
 このケースでは、多くの人がひどく落胆するでしょう「信頼性が99%と言う事は、自分が感染しているのはほぼ確実だ…、」と。

 しかし、その直感は間違いです。
 冷静になって考えてみましょう。ポイントは「この感染症にかかる確率が1万人に1人」ということです。この確率を考慮に入れないといけないのです。若干、大雑把な見積もりになりますが、以下のように考えるとわかりやすいでしょう。
 1万人に1人ということは、100万人いたら100人の感染者がいることになります。信頼性が99%ですから、この100人のうち99人は陽性と判定されます。
 しかし、忘れてはならないことがあります。100万人のうち感染していない人は99万9900にいるということです。この被感染者の1%が「陽性」と誤って判定されてしまう。つまり9999人は、本当は感染していないのに陽性となるのです。
 もうお分かりでしょう。1万人の人を、99%の信頼度で検査すると99人+9999人、つまりトータルで10098人が陽性となります。しかし、10098人のうち「本当に感染している患者」は99人しかいませんから、「陽性と診断されても、実際に感染している確率は1%にも満たないのです。
 陽性だからといって、落ち込むのは早いのです。
 このように、ヒトの脳は、どうも「数値」を直感する力が弱い傾向があります。おそらく、長い脳の進化の歴史で、人類が数字を概念操作するようになったのは、ごく最近であることと関係があるように思います。

脳には妙なクセがある 池谷裕二 2012年出版


2012年の出版です。

数字マジック、恐るべし。

広告や統計って、
伝えたい方が伝えたい情報を出しているんですよね。

数値やエビデンスがあっても
切り取り方や、グラフの書き方などで
誤解を招くように伝えることができちゃうんですよね。


一般人の私たちが
自分たちの脳のクセを知り
数値に踊らされず
冷静な判断をしていきたいですね。

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茉叶💫Makana
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