【試合観戦記】 7/27ロッテ5-3楽天: 「一人放火魔」「逆に伝説」 ポンセ炎上率58%も、じつは・・・
「一人放火魔」「逆に伝説」 炎上率は58.3%
「もう一人放火魔、自爆テロじゃん」
「まじで放出確定だねこれは。そしてこれを全く打てなかった阪神はあの時やばかったんだろうな」
「逆に伝説でしょ。さよならもう大丈夫です」
「聞いたことない数値で草」
これらの感想は、ポンセの炎上率が12先発中7試合、58.3%におよぶことをXに投稿したところ、ファンから寄せられた率直な思いだ。
約1ヵ月ぶりに帰ってきた1軍マウンド。心機一転の意味を込めたのか、この日初めてお披露目されたライトブルーのサマーユニフォームに色を合わせたのか、グラブも黒から紫に新調して臨んだが、結果はいつもと同じファンを失望させる光景だった。
この日の第一球は120キロのカーブ。2球目もカットボールだった。
速球一本槍の単調スタイルからの脱却を目指し、ストレートの割合は抑えて43.0%。カットボールやスプリットなど真っ直ぐ以外の球種の割合を増やしたが、結果は伴わなかった。
じつはポンセは早川に続く・・・
5失点したが、もう少し失点抑止できたのも事実だ。
2失点目は3回2死満塁、6番・山口に4-1の押し出し四球。
高卒6年目の今年は開幕から打撃の調子が上がらず、5月半ばに抹消。約2ヵ月の2軍調整を経て球宴直前に1軍に帰ってきたが、7/19以降も11打数1安打と快音は聞かれなかった。
そんな相手に対して、いつものゾーン勝負の強気の投球は影を潜め、必要以上に警戒すぎるピッチングになってしまった。
1打席目に0-2と追い込みながら、ストライクゾーンに残ったカーブを見事なセンター返しにされたことで、慎重になったのか。前日内が中村奨に与えた押し出しと同じく、らしくない光景だった。
5失点目は4回1死3塁、藤岡の投ゴのはずだった。
これをポンセがグラブを弾いて後逸。ショート山田がバックアップして1塁送球アウトをとったものの、この間に三走生還を許してしまう。解説・野口寿浩さんも残念がった、自らの守備ミスが招いた失点劇だった。
5回8安打。と聞くと「打たれてるなあ・・・」というイメージだが、全て単打に抑えた。
ゴロ率は68.4%と今季最高値。ヒット8本中6本がゴロ安打で、そのうち2本は打球方向を裏切るもの。
3回2死走者なし・角中の中安、5回先頭・佐藤の中安は、いずれも2塁ベース右/セカンド左を破ったもの。左打者のときその打球傾向からセカンドは1,2塁間を詰めるのが基本設定のところ、その逆を突かれた不運なかたちになった。
防御率は6.82。期待を裏切り続けるカリフォルニア生まれの30歳。個人的には「もういいかな・・・」.と思うものの、2軍で代替に耐えうるべき先発戦力に乏しいのも事実。
投手本来の力量を表すFIPは3.21にもかかわらず・・・
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