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【プロ野球2024検証】 “超投高”時代に打撃スタイルを変えて活路を開いた打者、固執して失敗した打者:東北楽天編

“超投高”で逆方向本塁打激減の時代へ

2024年は近年の投高打低に拍車がかかり、“超投高”時代に突入したシーズンになった。

パリーグのOPS、打率の平均値、本塁打の推移は下記のとおりである。

2019年 OPS.717、打率.252、本塁打851
2020年 OPS.703、打率.246、本塁打614 ※コロナ短縮日程
2021年 OPS.683、打率.241、本塁打689
2022年 OPS.668、打率.240、本塁打613
2023年 OPS.664、打率.241、本塁打607
2024年 OPS.650、打率.241、本塁打503

OPSは年々目減り。打率は直近4年は.240~.241で踏みとどまっているが、ついに本塁打は前年比で約100本減になった。

最有力の理由は『飛ばないボール』疑惑である。
ボールの保管方法が変わったという話もあったし、縫い目が従来より高く作りも粗雑になったという記事もあった。

飛ばないボールの影響で飛距離は減少。
塀際で失速するケースが頻出し、逆方向ホームランはめったにお目にかからなくなってしまった。

楽天打者の本塁打でいえば、昨年は104発中19発(18.3%)は逆方向だったが、今年は72発中7発(9.7%)にとどまった。

長打や本塁打を狙うなら、逆方向は無理ゲーになったわけだ。

・・・というわけで、ここまで前置きである。

“超投高”に柔軟に対応した打者、自らの形にこだわって失敗した打者

この事態を受けて、自らのパフォーマンスを変えて順応した打者と、固執して失敗した打者、典型的な2者がイーグルスにいた。

自らの持ち味を封印し、状況に応じてパフォーマンスを変えて対応を試みたのは、、、(続く)

...続きは『Shibakawaの楽天イーグルス観戦記2024』でどうぞ。

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