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【試合観戦記】5/11楽天1-2西武:「なんとかしたい」今江監督の親心が空回りした7回村林スクイズ失敗

またしても野球あるあるにドハマリ

大量得点した翌日は点がとれない。
打線は初物に弱い。

野球“あるある”の2つにドハマりした楽天が、1-2で惜敗。
これで今シーズンの1点差成績を5勝7敗としている。

先発・内星龍は3試合連続でハイクオリティスタートを記録するゲームメイクをみせたが、前回は無得点、今回は1点と援護に恵まれずに2連敗となった。

試合後、しばかわと河北新報さんの報道合戦が白熱した。

河北新報さんが「えっ、2桁得点の翌試合は11連敗中なの? 東北楽天、ジンクス覆せず」という速報記事を配信したのが昨夜21時44分のこと。

しかし、それにさかのぼること5時間前の試合終了直後16時56分にXに下記をポストしたのが、しばかわ。
河北新報さんは少し遅かったな~(笑)という展開になった。

楽天が二桁得点した翌試合に勝ったのは2021年の敵地広島3連戦だ。

カード頭の6/4に涌井秀章NPB49人目150勝達成&黒川史陽プロ初本塁打などでE12-5Cと大勝を飾ると、翌日も2者連続初球スクイズ成功など石井采配も冴えてE7-3Cで勝利。このときが最後になった。

以来、上記表のとおり2022年からは本戦まで11連敗。
この間、前日は平均12.18得点だったのに、翌日は平均2.27得点しかとれていないのだ。

なぜ大量得点した翌日、打線は冷え込むのか?

その原因の1つとして考えられるのは、前日はそれだけ打者が塁に出てダイヤモンドを駆け巡り、運動量が増えたこと。つまりそのぶん疲労も増えたであろうことが推測できる。しかも、今回はナイトデーだ。リカバリーの時間がいつもより少なすぎた。

試合前、楽天のオーダーを見て、僕はため息を漏らした。
打順どころかポジションまで前日と全く同じスタメンだったからだ。

案の定の結果になってしまったが、いっぽうで前日生涯初5安打を放ち走守でも存在感を発揮した小郷裕哉は、この日も快音を飛ばした。本人も課題にあげる左vs左で武内夏暉から2安打を弾き返すなど、疲れしらずの元気な姿をみせてくれた。

そんな鷲の1番打者は、打率.303と3割に乗せてパリーグ4位(チーム1位)
43安打は2位・近藤健介に3本差をつけてのパリーグ1位。
OPS.739もパリーグ8位まで浮上してきた。
そして5月月間打率.371は、村林.364を抑えて目下パリーグ2位につけている。

試合展開

楽天=1番・小郷(右)、2番・村林(遊)、3番・浅村(三)、4番・島内(指)、5番・鈴木大(一)、6番・渡邉佳(左)、7番・辰己(中)、8番・太田(捕)、9番・小深田(二)、先発・内(右投)

西武=1番・金子(左)、2番・源田(遊)、3番・平沼(一)、4番・外崎(二)、5番・若林(右)、6番・村田(指)、7番・佐藤龍(三)、8番・炭谷(捕)、9番・蛭間(中)、先発・武内(左投)

両軍のスタメン

スクイズ作戦には伏線があった

1点を追いかけた終盤7回、楽天は同点のチャンスを迎えていた。

1死走者なしからおごちゃんが左中間へ快飛球を弾き返した。打球は着弾後ワンバンでフェンスに到達する長打コース。2塁は確実と思われたそのとき、2塁を蹴って3塁をめざしたおごちゃんの姿がそこにはあった。外野からの中継返球との勝負を制し、3塁滑り込む好走塁で、1死3塁を演出した。

直後、村林一輝の打席だった。

初球ファウル後の2球目だった。楽天ベンチはスクイズの指示。
しかし村林がスクイズしにいってバント空振りを喫し、三走・小郷が三本間に挟まれてアウトに(記録上は本盗死)。

このプレーが大きく響いて1点差を落とすことになった。

村林といえば前日noteでも指摘したとおり、5月に入りコンタクト率が急上昇。3・4月80.0%から5月94.1%に確変中だった。武内との初顔合わせになった本戦では2打席目に空三振をしているが、この場面は4打席目だった。

球筋に目慣れしてきたであろう4打席目だったから、打たせていっても何かコトを起こしてくれたんじゃないか?と思う。

しかし、「何とか内の負けを消してあげたかった。成功しなかったのはこちらの責任」と好投しても報われない内の黒星を消してあげたいという今江敏晃監督の気持ちもよくわかる。

前回5/4●M2-0E(楽天モバイル)では・・・(続く)

...続きは『Shibakawaの楽天イーグルス観戦記2024』でどうぞ。

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