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「ボール、2つに見える…視点が合いません」 球団関係者は何をしていた? 3年前ドラ1が訴えた“異変”

吉野創士の異変

この件、今季しばかわがXで定期的にポストし、先日のポストはたった1日だけで100万インプレッションと爆発し、「吉野創士」がトレンド入りしたので、把握されている方も多いかもしれません。ここで改めてnoteにまとめたいと思います。

高校通算56本塁打を誇った鷲の将来の主軸候補が、外野守備で苦しんでいる。

「3年後、5年後、柱になれるような打者が吉野選手だと思いました。球団の今後を担っていける選手。僕もスカウトも球団の方も一致した」

「欠点もなく、すごくレベルの高い野球をする選手。打撃も守備も走塁も全てに対してチームの先頭に立ってくれる選手になれる」

3年前のドラフトで当時の石井GMは、高い期待を寄せていた。

ところが、高卒3年目の今年、2軍イースタンで外野失策9個を計上したのだ。
守備率.939。内野ならたまに見かける数字も、外野でこの数字はほんと滅多に見かけない。

今年2軍外野失策8個以上の残り2人は、ハヤテの選手

そもそも2軍で年間外野失策8個以上を記録すること自体が珍しい。
2005年以降、イースタン、ウエスタン合わせて12人しかいない。

今年はウエスタンで富山太樹(乙訓高─國學院大─BC栃木)が10個、Y.バスケス(ドミニカ)も8個記録したが、両者ともに新規参入したくふうハヤテの外野手だった。既存NPB12球団と比べて、どうしても力量が劣るハヤテのため、こういう不名誉記録を作ってしまうのは、仕方のないことだ。

昨年はDeNAの勝又温史(日大鶴ヶ丘高─18年4位)が8個を計上した。勝又は高校時代は投手、プロ入り後も投手としてプレーしてきたが、高卒3年目の2021年途中に外野手に転向した。

しかし、吉野は中学時代は捕手だったけど、高校に入ってからは外野手一筋。しかも3年前のドラフトで1位指名という高い評価を受けた選手だ。昨年までアマだった選手、プロ入り後に転向した急造外野手ではないわけだ。

吉野は春秋の教育リーグでもエラーを記録し、10/19現在、その数は年間12失策を数えている。

その失策の内訳を、日時、回、アウト、塁、打者、投手、打席結果など詳細を一覧にしてまとめたのが下記表になる。

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