「とても38歳とは思えない好成績!」なぜ岸孝之はチーム1の稼ぎ頭9勝を記録できたのか?
明日で39歳になる岸孝之
岸孝之は明日12/4で39歳誕生日を迎える。
今年も先発投手としては球界最年長ながらも、20先発120.1回を投げる働きだった。120.1回はチーム3位のボリューム。9勝はエースの則本昂大を上回り、チーム1の稼ぎ頭だった。
そのうち4勝は首位オリックスから記録したから素晴らしい。
王者相手に31回4勝1敗、防御率は傑出の0.87だった。今シーズン王者相手に20回以上投げたパリーグ投手17人中、防御率1位は岸だった。(2位は西武・平良海馬の1.35)
ふつう38歳ともなれば、加齢による衰えでいつ成績が急落してもおかしくない。にもかかわらず、どうして38歳の岸は活躍できたのだろう?
岸のキャリアスタッツを確認した鷲ファンなら“あること”に気づいたかもしれない。
今年の岸は例年以上にヒットを多く浴びていたことを──
投球回と被安打に注目だ。これまでは投球回を下回る被安打に抑えていた。
ところが、プロ17年目を戦った今年は初めて被安打(123本)が投球回(120.1回)を上回った。
ふつう、これだけヒットを打たれたら、成績が悪化する。
それなのに、今年の岸は38歳とは思えない数字を作り上げてきた。それはなぜか?
下記グラフをご覧ください。
ここから先は
1,330字
/
3画像
¥ 100
この記事が参加している募集
読者の皆さんにいただいたサポートで、さらなる良い記事作りができるよう、心がけていきます。